When you wish upon うた

歌に願いを

樋口円香という人

 

  

※この記事は、樋口円香とそのP-SSRカード「カラカラカラ」についてのネタバレを数多く含んでいます。ご了承いただいた上で、お読みください。

 

 

 

 

 

助走

 私が今ハマっているコンテンツのひとつに「アイドルマスター シャイニーカラーズ」(以下シャニマス)があります。このコンテンツの中に登場する、奇妙で辛辣な、ひとりのアイドルがいます。

 

 

 

樋口円香。

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尊い



 

 彼女は、283プロダクションが擁するアイドルグループ「ノクチル」のメンバーのひとりです。私はこのゲームを遊び始めたばかりではありますが、どうやら彼女もゲームに登場したのはごく最近の話のようです。私の知る限りですが、この樋口円香というアイドルはシャニマスに登場しているどのプレイアブル・アイドルよりもプロデューサーに対して当たりが強く、その敵意がむき出しになる瞬間がしばしばみられます。「ミスター・オールドタイプ」、「鳥頭」、「変態」・・・・・・浴びせられる罵声の数々から感じることのできる知性Sっ気が、オタクのマゾ心をくすぐります。またゲーム中に登場する選択肢とそれに影響する会話はすべて「本当にパーフェクトなコミュニケーションなのか・・・・・・?」という疑念を抱かされるものばかりで、全く心を開くそぶりのない彼女に頭を抱えて脳を蹂躙されるプロデューサーが後を絶ちません。

 

 しかし、うら若き女子に屈服することがこのゲームの主目的ではありません。シャニマスの目標は、プロデューサーとしてアイドルを成長させること、これに尽きます。ゲームを進めていくなかで垣間見える、樋口円香が持つ「誰にも打ち明けることがなかったであろう壁」――他者からのまなざし・期待に応えようとすればするほど自覚してしまう「身の程」競争のなかで自分が凡人であると知ることの恐怖*1 ――は、思春期に何かを追いかけて努力をしてきたことのある人であれば非常に強い共感を呼び寄せると思いますし、それを乗り越えた先に見せる樋口円香の台詞と表情に、プロデューサーは心臓を握られたに違いありません。

 

 恥ずかしながら、私は最初に樋口円香のWINGストーリーを見たとき、マジの涙を流してしまいました。外面は小難しいのかもしれないけれども、決して自分のなかにある可能性を自分で捨ててなんかいないんだ、ということが明らかになるシーズン4のプロデュースコミュで、私は樋口円香の圧倒的なアイドル性の虜になりました

 

 

 

 

 

「カラカラカラ」

 そんな彼女のP-SSR「カラカラカラ」*2 が先月実装されました。私も運よくガチャで引くことができ、幸運にも一発でTrue Endを迎え、語彙力を亡くす幸せな夜を過ごすことができました。

 

 しかし、手放しでは全く喜べません。問題なのは、腑に落ちない各コミュタイトル*3でしょう。これが、樋口円香とのやりとりをストレートに理解することを強烈に阻んできます。この「カラカラカラ」実装から1ヶ月が経とうとしていますが、このことは今なお多くのプロデューサーたちの頭を悩ませていると見ています。

 

 さて、私が今日この記事でお話ししようと考えているのは、その理解を手助けするいくつかの要素についてです。正しさを証明することよりも、各プロデューサーが「自分と樋口円香との世界を広げるためのツール」を提示することに、できるかぎり重きを置きます。

 

 話を始める前に、私が樋口円香をどう呼ぶかについてだけ示しておきます。プロデューサーはその圧倒的な “サンドバッグ力” から「円香」と下の名前で呼ぶことを許されている*4 ようですが、どこぞの馬の骨ともわからないオタクから「円香」と呼ばれるとなると、彼女も虫唾が走るに違いありません。そこでこの記事では、感謝と敬意を込めて、樋口円香のことを「樋口」と呼ぶことにします。ちなみにこの苗字は、私が親しかった「友達以上恋人未満だった」女性の苗字でもあります。私は全く非道徳的だなと思います *5

 

 

 

 

 

コミュタイトルを振り返る

 さて、多くのプロデューサーが樋口の心情を読み解くために考察を挑んでいるこの「カラカラカラ」ですが、SNS上でもやはり様々な解釈が見られています。先に、この「カラカラカラ」で見ることのできるコミュを今一度振り返ってみましょう。私なりの解釈もここに添えておきます。いずれのコミュでも選択肢によって、樋口からの拒絶感情・プロデューサーの心情を理解し難い様子のいずれかを見ることができ、一石二鳥です(?)。

 

 


『ニガニガ』

 「……挨拶なら(事務所に)来た時にしましたけど?」〔共通L.9〕と、ぶっきらぼうな態度の樋口と、テーブルに置いてあったコーヒーで樋口とまさかの間接キスをしていたことに気づいてしまうP、さらに追い打ちをかけるように流れるテレビ番組の音声がふたりの空気を最悪に……というコミュ。ラブコメを妄想しているPを数多く拝見していますが、実際のところは「……飲んでないですよね?」〔分岐後L.26〕「まさか……飲んだの?」〔分岐後L.25〕というやりとりのあとに、強烈な力で扉を閉めて去っていく樋口を観測することができます。身も蓋もない言い方をすると、Pがキモくてマジギレしている、ということが音と絵で見てとれます。

 唯一の救いがあるとすれば、「なんでこんなに苦いのを……」〔分岐後L.32〕と、食べ物という共通性を得やすい話題に至ってもプロデューサーのことを理解できない、ということをぼやく姿が観測できることです。樋口がプロデューサーの気持ちを理解しようとする気が全くゼロではないことが示唆されている、とも考えられはしないでしょうか。

 

 

 

『水、風、緑』

 撮影の下見に来た樋口とPが、河沿いを歩くなかで転びそうになり……というコミュ。いずれの選択をしても、転びそうになる樋口をプロデューサーが助けることになりますが、選択肢によっては誤って腰を掴むことになり「腰、掴むとか……許さない」〔分岐後L.40〕「……嫌、許さない」〔岐後L.42〕と壮絶な拒絶をされることになります。僕はこの腰を掴んでしまう選択肢が一番好きで、なぜかというと「でも、あなたに助けてもらうのは――」〔分岐後L.34〕というセリフが見られるから。この横棒部には「癪である」旨が放たれていたに違いありません。

 また、その選択肢とは別ですが、革靴は乾かせば大丈夫と現実的でないことを言うPを見て「……革靴はダメでしょ」〔岐後L.36〕とやや笑みを見せる樋口も印象的です。WINGプロデュースコミュでも散見される「徹底して現実を直視しようとする樋口」と「どこまでも夢見がちに生きるP」の対比が、ここでも見て取れます。共通部分で樋口が水と緑の空気を深く吸い込むシーンがあることも大きなポイントになると思います。自然を感じる"心"があり、彼女が単なるサイコでは決してない、ということが伺えるからです。

 

 

 

『掴もうとして』

 どの現場に行っても、絶対に一緒に帰ってくれない樋口。彼女の心を開けないことに失意に思いながら事務所でうたた寝をするPに「本当、あなたってダメな人……」〔共通L.42〕と毛布をかける仕草をする樋口……を見るという夢コミュ。現実に引き戻されると、やっぱり冷徹な樋口のようすが見て取れます。選択肢によって、実は夢ではなかったのでは……?という予感を感じさせます。裏を返せば、人に見られている間は自分の評価を上げるようなことはしないという徹底した姿勢が樋口にはある、ということを示唆してくれます。

 上述のセリフだけを見て「この人は私がいないとダメ」と “しずかちゃんスタイル” でPを愛らしく思う樋口円香像を抱いている方も散見されますが、僕がポイントにしたいのはその後の「――いつまで寝ているんですか」〔共通L.44〕と優しい顔をしながら樋口(夢)が放つセリフです。これは「いつまで夢を見ているんですか」と言い換えることもできます。『水、風、緑』でも見ることができましたが、この「カラカラカラ」の各種コミュには「夢見がちなP」が樋口にどう写っているのか、を考えるヒントが散りばめられていると思います。ところで、一体誰が何を『掴もうとして』いたんでしょうね。

 

 

 

『手すりの錆』

 樋口が本当にアイドルを続けてくれるのか……と疑念を抱くPが、樋口を信じる気持ちを再確認しようと、事務所と思われる場所の屋上でたむろする樋口に会いに行くコミュ。机に置いてあった自分のアイドル用サインをPに褒められた際に「いえ、適当に書いただけです」〔共通L.15〕と一蹴しますが、これが一発書きじゃないということは聡明なPたちには想像ができるかと思います。

 印象的なのは、カードに描かれた絵のリビールが「アイドルを続けていれば、ずっと一緒にいられるもんな」〔共通L.42〕というPの台詞の直後に訪れる、ということです「……さあ、どうでしょうか」〔共通L.43〕と肯定も否定もせず、どこか侮蔑すら感じられる眼差しでPをわずかに振り返ります。私はこの姿を見て、もしかすると、と思うわけです。この人は小糸ちゃんがかつて語っていた動機のように幼馴染メンバーと一緒にいたいからアイドルをやっているというわけではないのではないか、と。ややメタ的で恐縮ですが、「ノクチル」で用意されている"小道具"は、実はミスリードを誘うための装置なのではないか、と。

 ……思うような答えを得ることができずため息をつくPで、このコミュは幕を降ろします。ところで、手すりに錆が付くためには、なにかが触れないといけません。触れたあとに残るものが、錆です。なにか、というのは人の手だけでなく実際には水や空気も含まれるのですが、それらは本来であれば私達にとってフレッシュに感じられるもののはずです。繰り返しますが、触れたあとに残るものが、錆なのです。

 

 


『エンジン』(True End)

 現場から帰宅するPと樋口。初対面での行動を振り返りながら、どうしてそこまで私にするのか、と問う樋口に対して、アイドルとしての可能性を示そうとするP。頑なにその可能性を言わせないようにする樋口と、ストレートに攻めるPの攻防が魅力です。声を荒げてしまったあとの樋口の表情と声がたまりません。

 いつか自分の真価がわかる日がくるまでは共にいて欲しいと言うPに対して「とりあえず、あなたがこの車を止めるまでね」〔共通, L.48〕と返す樋口。このカードコミュの時系列について言及している方もいらっしゃいますが、それについて私が述べるとすると、私はこれがWING前の出来事であってほしいと思います。樋口が自身のアイドルとしての真価をWINGで感じられていたことを、私は願ってやみません。

 このTrueについては既に多くの感想文が投下されていまして、主に『エンジン』という単語について、樋口のパーソナリティと原動力につなげての考察が盛んです。ゆえに私から特段の何かを述べる必要はないでしょう。ただし、「あなたがそれをするだけの、理由が……」〔共通, L.23〕「私に――……」〔共通, L.24〕と述べているとおり、樋口がまだアイドルとしての原動力を自身に見出だせていないことは確かなようです

 

 

 

 

 

道徳と慟哭

 さて、ここまで見てやっとですが、「カラカラカラ」というタイトルについて改めて考えていきましょう。このタイトルはさまざまな解釈を含めることができ、多義的に思えます。漢字に変えると、樋口が抱く心の「空」っぽさや、善く生きることの「辛」さを表しているとも取れますし、思い出アピールLv.5にした際の「カラクレナイ」の「唐」とも考えられます。特にこの漢字は、最初からそこにあったものではなく外から持ち込まれたものであることを示すのに用いられますから、True End『エンジン』につながる漢字と見てもよいでしょう。

 他方で、擬音としての要素も多く含んでいます。たとえば、手すりを支えて等間隔に並んでいる鉄棒をなぎ払うように触れたときに響く音、回転する氷が不規則にグラスを鳴らす音、コーヒーの空き缶が転がっていってしまったときの音・・・・・・

 聡明なプロデューサーの皆さんは既にお気づきかもしれませんが、実は「カラカラカラ」というタイトルは、とある道徳教材 *6 に含まれている物語の題と同名です。その物語は「空き缶をポイ捨てする少年たちと、それを拾う男」の話で、「誰かがやらねばならないことだと理解しつつも、自分からすすんでできなかった経験」を例示して、他者や社会からの期待に応えるよう読者へ促す内容です。これまで見てきた樋口円香像が、最も苦手とするようなお話とも感じます。これは偶然でしょうか。もし偶然で無いとしたら、樋口のP-SSRにこのタイトルが付けられていることの重みに、私は慟哭せざるをえません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

着地・赤光

 最後に「カラカラカラ」が収録されていた道徳教材のサブタイトルを述べて、この記事を締めたいと思います。

 

 

 

 

 

『きみがいちばんひかるとき』

 

 

 

 

 

*1:もちろん、このあたりの解釈はプロデューサーそれぞれにあるでしょうから、念のため注釈をつけておきます。

*2:シャニマスを知らない方々へ説明すると、P-SSRはプレイアブルカードのなかで最上級のレアリティであり、そのアイドルについての核心につながるストーリーや “プロデューサー冥利に尽きる” コミュニケーションを見ることができるカードです。

*3:「コミュ」というのは、カードごとに用意されているゲーム中の会話イベントを指します

*4:出会った当初、樋口が浅倉透を「悪徳なアイドル業界」から守ろうとしていたことを考えると、この樋口とPの関係は奇妙に思われます。しかしながら、樋口が幼馴染たちと一緒にいることについて語った『・・・・・・好きとか嫌いとか、あえて考えたりしませんね』〔手すりの錆, l..39〕という言葉こそ、意外にも彼女とPの関係をよく表しているのかもしれません。

*5:先に述べますがこの注釈は本記事のネタバレを含みます。どうしても伏線として使用したかったため、このようなガチ恋的表記にしてしまったことを全国津々浦々の樋口円香Pはどうかお許しください。私はシャニマスPのような人格者ではございません。私には樋口円香を幸せにすることはできない、とプロデュースするたびに痛感するのです。けれども、Pなら、あの世界線の彼ならやってくれるのかもしれない……そう信じて、私はWINGを繰り返すのです。

*6:https://www.mitsumura-tosho.co.jp/kyokasho/s_dotoku/index.html

『行く先、手羽先』にもっと羽ばたいてほしい

 

いや~~~名古屋めしは本当に美味しいなぁ、僕はね、世界の山ちゃん手羽先が大好きでね。ここで飲み会するのがホントに好きなんですよ。あ、西尾抹茶割ひとつ!でね、手羽先をセンセーショナルにしたのが世界の山ちゃんだと僕は思っています。

 

へ?それは違う?アイドルグループ?何の話ですか?

 

 

 

 

 

そうやって聴かされた1枚のアルバムがありました。

手羽先センセーション、メジャーデビューアルバム『行く先、手羽先』

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そう、そんなプロローグがあったら良かったんでしょうけどね。

 

このアルバムに出会った経緯は、実につまらない軌跡でした。僕のタイムラインにいるオタクが偶然RTしてきて*1、偶然Spotifyで聴けた。けれども"たったそれだけ"で、このグループを猛烈にプッシュしたくなったんで、このブログを書きます。

 

本アルバムを聴いてみたら分かる通り、きっとこのグループが描いてきた軌跡がつまらなかったわけがないでしょう。このアルバムがどんなアルバムかと問われたら、僕は手羽先センセーションがもっと輝いていくことを教えてくれるアルバムだ」って答えると思います。毎週SpotifyのNewRelease機能を駆使しながら、今までにいろんなアイドルグループの新譜を聴いてきましたが*2これまでの苦難とこれからの希望がこんなに目一杯に詰まってる1枚は聴いたことがありません。

 

実のところ、僕はこのグループについて名前ぐらいしか知らなかったし、メンバーの顔すら見たことがなかったから、古参のファン=オタクたちからは「何を知ったようなことを」と言われるかもしれません。その通りだと思います。だからあえて僕は、公式のホームページとTwitterアカウントの紹介しかしません。彼女らについて、僕はまだその多くを知らないから。

www.tebasen.com

twitter.com

  

語らないのにはもうひとつ理由があります。それは、まず曲を聴いてほしいからです。『行く先、手羽先』は奇跡的なクオリティです。僕は、このアルバムが聴く人に見せてくれる景色を、信じます。運営公式アカウントが「楽曲派の顔つきになる」なんて面白いことを言っていますが、そのように言葉を尽くすことがナンセンス(決して運営をdisっているわけではなく)だと思うほどに、各々の楽曲が感情とストレートに相撲をとることができるパワフルさを備えている、と感じています。この書き方だと「ただ"曲が"すごい」と解釈されることがあるかもしれません。もちろん曲の作り方について面白いと感じる部分はいくつかあるけれども、それ以上に、メンバーのパフォーマンスによって「この曲をこの人達が歌う意味がある」と思わせてくれることが、このアルバムの何よりの魅力だと僕は思います。

 

同じセンテンスを繰り返すようですが、こんなに未来を向いているアルバムは後にも先にもこの一枚かもしれないんです。閉塞感を感じるご時世でもあるからこそ、今、聴いてください。2020年度のアイドルフラグシップミュージックです。

 

 

 

さて、ここから先はオタクの感想文です。たぶんこっちのほうが読みたい、と思う人が一定数存在するのではないかと思いますので、あとは適当にやります。需要に応じて、せっかくなので、このアルバムに入っている全曲について一言ずつ感想を書いていこうと思います。真面目なレビューではないかもしれないことを先に断っておきます、お許しください。

 

 

 

1. Opening

まず冒頭と終わりに謎のおっさんの声で「Yes,手羽先センセーション」って入っています。最初ポセイドン石川*3っぽいな、などと思っていたのですが全然違いました。高須医院長でした。

Openingでアイドルさんのコンセプトがわかるような音作りだとめちゃくちゃ高まる。いやイ"ェ"ッ"タ"イ"ガーとかじゃなくて。このアルバムにおいては、手羽先センセーション(以下手羽セン)はこのイントロのバンドサウンドで曲を切り盛りしていきます。

 

2. ハロー、ブランニューミー

手羽センのニューアルバムが奇跡的だ、と思う理由がこの曲に詰まっていると思います。欲しいなと思う音色が全部入っているからです。曲自体は超王道の曲だと思います。ベースラインが面白いことを除いて、特に難しいことはやっていないと思います。

王道で聴かせる、ということが実は一番むずかしいはずなんです。最後まで聴かなくても良いかなって気持ちにさせられちゃうのも少なくない。例えばSpotfiyのNewReleaseを全部聴こうと思うと、だいたい60曲で4時間かからないぐらいです。4時間もダラダラ聴いている時間があるかというとちょっと微妙ですよね。そうなると、開始15秒以内で「あんま面白くないな」と思ったら、次の曲へ飛ばしてしまうことも少なくない。けれども手羽センの楽曲群は途中で聴くのをやめようと一切思わなかったんです。もしあなたが曲を聴きながらこれを読んでくれていたら、きっとこの箇所を読むまでは聴いてくれているはず。今僕も聴きながら書いているけど、全部聴いちゃいました。ぶっちゃけ言うと2週目です。

このように聞き手の耳に訴えることができるのは、メンバーひとりひとりの声色がすごく魅力的だからなんじゃないでしょうか。歌割りが天才的です。ちょっとステレオタイプではあるけれども、アイドルソングと聞いてイメージするいろいろな声色がこのグループにすべて集められていると感じました*4。この意味で、本アルバムの魅力が引き出されるためには誰一人として欠けてはいけなかった、と思います。各々がこういう歌い方でポジション取りをするようになったのもすごく時間がかかったんじゃないか、とも思うと涙を禁じえません。え、妄想ですか?いやいや、オタクの醍醐味は妄想のシェアですよ。

少し話がそれましたが、もうひとつ大切だと思うのは歌詞。このナンバーに限らず、アルバムを通して、歌詞に「曲を聴いてくれている人たちへのエールであると同時に、メンバー自身の気持ちを綴っている」両面性が含まれているように感じました。手羽センの行く先が眩しく感じるのは、ここに大きな理由があるのかもしれません。

 

3. 未完成日記

ちょっとの間だけ文体を崩します。僕この曲がマージで大好きで。だって知ってるもん。最初のピアノ5音とギターの音が聴こえてきた途端に、「ア゛~~~ッ」ってクソデカい声出しながら、膝から崩れ落ちるタイプの曲だもん、これ。勢いよく崩れ落ちすぎてライブごとに膝の皿割っちゃうかもしれんわ。

よくクラシック音楽でも用いられるんですが、ちょっと"天空感"とか"高層感"を出すために、中低音を抜いて比較的高い音域だけで曲のシーンを構成することがあります。斎藤まなかさん(であってますよね?*5の青空を一閃切り拓くような歌声も、このシーンの良さをグッと引き出してくれています。

どうしてクラシック音楽を引き合いに出したかというと、全体的にオーケストラサウンド*6が映える曲だったからです。加えて、バンドサウンドもとても上手に融合できているように思えます。特に大好きなのは、イントロを抜けるときにティンパニが鳴るところ。これが入るだけで、世界開けていく感が100%濃縮還元されて聴こえてくる。アニソンとかでも結構使われている手法だとは思うんですけど、ここまでしっかり高低差が出せている曲は珍しいんじゃないかと思います。

兎にも角にも、今に満足せず邁進する人たちすべてに贈りたい一曲です。

 

4. 革命のセンセーション

一瞬だけ文体を崩します。キタキタキ(中略)タキタキタキタキタ!!

冒頭だけで超面白くないですか。これ流れてきたら「おっ、なんだこれ」って思いますよ。チャイニーズ旋律っぽいけど、ベースは首領蜂*7っぽいし、ユーロビートっぽい雰囲気になったかと思ったら小鼓まで聴こえてくるし。このままだらだら説明していると8,000字超えそうなので割愛しますが、要するにメロディだけでも日本サブカルチャーシルクロードの「道の駅」となっている名古屋の魅力が詰まっているんです。

「ご当地」が足枷になることもあるんじゃないだろうかと思う昨今で、これほどまでご当地名古屋をプッシュする楽曲はもはや宝刀以外の何物でもないですよ。全部、聖地巡礼したくなりますもん。ライブで曲の通り合いの手があったら、ものすごく楽しそう。あとアウトロがダサい(褒め言葉)。

 

5. 満開サクライロ

この曲もホント大好きです*8。アルバムの中盤だし、そろそろバラードでも来るのかなという雰囲気で始まったかと思ったら、まさかのaccel。よくよく聴いてみると心臓のビートが聴こえていて、春という季節への期待感と今にも駆け出したくなるような疾走感が、このaccelとともに見事に表現されていると思います。よくアイドルさんの楽曲で、脈絡のないテンポチェンジが散見されるんですけど、個人的にイマイチしっくりこなくて、accelするっていう選択肢をメジャーの最初のアルバムで出してくるのは、もう「最初はグー」のタイミングでパー出して勝ちに行くようなもんですよ。勝負する前に勝ちです。

この曲はなんと言ってもサビ。めちゃくちゃ魅力的ですよね。サビの入りでギアチェンジ感があり、めちゃくちゃカッコいい。まだちゃんと聴き分けられないのでどなたかがわかってないんですが、大サビの巻き舌も好き。サビのラスト「春爛漫!」で桜の花吹雪が水色の空へ羽ばたいていく様子も目に浮かびます

 

6. 夏情気性

春ときたら、夏。最近のアイドル恋愛ソング感が強い一曲です。この曲も王道で、キャッチーなフレーズ。曲が進行すると、リズムが変わったり、フックになる音が違ったり、同じ景色は見せないぞという意志をこれまで以上に感じる曲です。恋愛だってそうじゃないですか。同じ人間関係なんてないんですよ。急にどうしたんだ?そりゃそうもなります。この明るい曲調で夏が嫌いだって言うんですもん。あんなにキスもしたのに!

しかし笑っちゃったのが、曲の終わり際で吹っ切れたようにギターが超絶技巧始めるところですね。いやそこでかますんか~いってなりました。ある意味で失恋した人ヘ前を向いてもらうためのソングになっているように思えます。

 

7. ニコピの方程式

MVが(ここでクラップ)可愛い!冒頭の数秒で多幸感すらあります。見る麻薬。このMVの好きなところを壁紙にしたら在宅勤務もきっと捗るんじゃないでしょうか。

このアルバムの中で一番カワイイ感じの曲ですね。タイアップなども決まってるみたいで、力入ってるなぁと思います。売れそう(小並)。馬鹿野郎、今まで聴いてきた曲は全部売れるわ。売れないほうがおかしいわ。ただ、知られないことには話にならないことを最近痛感しており、誰かがタイムラインで叫び続ける必要がありそうだと思うので、売れるまで1日754回ぐらい「やっぱ手羽先センセーションだなぁ~」ってツイートしよう。いや僕ひとりで754回つぶやかせるつもりですか?あなたもやるんですよ。

曲調とかは言わずもがななので置いておいて、振り付けがとにかく可愛い両腕で窓から顔を覗かせるような振りがあるんですが、そのタイミングが一番好きですね。MVの3分59秒ぐらいからバッチリ振り付けを見せてくれるシーンがあります。ご確認ください。振りコピ部の予習用としても大変実用的です。

 

8. 足跡 -Ashiato-

絶妙な和音だったのでAメロを100回ぐらい再生した。まぁ、細かいところは置いておきましょう。タイトルの通り、今までを振り返るような曲です。これまで聴いてもらったらわかるとおり、2~5曲目がアンセムてんこもりセットだったとしたら、6~8曲目は青春ソング詰め放題という感じですね。

サビにロングトーンが出てくるのもこの曲が初めて、のはずです。自分たちが来た道を振り返ったときの、得も言われぬ情感がサビに詰まっています。『行く先、手羽先』をリリースした今が山の頂上だとしたら、頂上からさまざまな山道を眺めているような気分になる、そんな1曲です。

何よりエモい*9のは、この曲のあとにGoodbye, graduation!が入っていることです。この曲はGisで終わります。Goodbye, graduation!の始まりの音はAです。この足跡-Ashiato-があって、はじめて次の一歩を踏み出せるんです。

 

9. Goodbye, graduation!

この曲のイントロが聴こえてきたら、興奮から膝を抱え込んでアルマジロのごとく床を転がりまわる自信があります。現場では絶対にやらないでください。

この曲はタイトル通り、卒業ソングとして位置づけるべきかなと思います。聡明な読者の皆さんは既にお気づきかと思いますが、この曲のイントロは、学校の始業終業のチャイムと同じ音形です*10。落ちサビにも今まで使われていなかったオルガンの音が入っています。そういう音色の選び方も然り、このアルバムのリーサル・ウェポンとして相応しい完成度です。

この曲だけ、2人1組(3人1組?)のユニゾンで歌っています。ここでもメンバーの個性豊かな歌声が絶妙な融合を見せていて、どのメロディを聴いても飽きません。ユニゾンの様子を聴いていると、合唱曲にしても面白いのかもしれないなぁと思います。もしもし文部科学省ですか?音楽の教科書に載せたい楽曲があるんですけど*11

サビで5人になることで生まれるエネルギッシュさと旋律のコンパクトさから、これまで出会ってきた大きな感謝を伝える気持ちと共に振り返ることなく次に進もうとする姿勢を感じることができます。「大好きだよ」のワンフレーズだけ残して幕を閉じる、とても良い曲です。このアルバムを通して聴けてよかった、素直にそう思えます。

 

 

 

 

 

さて、ここまで読んでいただいた方は、きっと今頃は手羽センへの気持ちがより一層強固なものになったかと思われます。そんなあなたに朗報です。今日4月12日までにこのアルバムをお買い上げいただくと、なんと現場で使えるチェキ券がもらえます!

www.tebasen.com

でも、店舗限定とかでしょ?今は外出自粛期間だし、無理じゃん……とお思いのそこのアナタ!ご安心ください、購入サイト・購入店舗は問いません!!つまり、オンラインショッピングでも可!!!ただしメルカ○などの中古販売サイト、てめぇはダメだ。手羽先でタコ殴りにされたくなかったら大人しくしろ。

 

まるで回し者のような言い回しですが、僕は今まで一度も現場に行ったことがないので、ほんとに手羽センについて無知です。が、ただひとつだけ確かなことがあります。それは、今このアルバムを買えば実質無料になる、ということです。

 

tower.jp

 

 

 

このブログの冒頭で、シェアすることを"たったそれだけ"のことだと書きましたが、本当に"たったそれだけ"で、その手羽先をマジの大きな翼に変えて羽ばたけるかもしれないとしたら、積極的にシェア・発信するしかありません。それが、現場のないオタクができる最大限の応援だと僕は考えます。このすばらしいアルバム『行く先、手羽先』にもっと羽ばたいてほしい、と切に願います。

 

 

 

*1:RTをしてくれたゆつきくん、本当に感謝します

*2:もちろん、僕の知らないグループもたくさんあるかと思います。ぜひ皆さんのオススメを教えて下さい。ちゃんと全部聴きます。

*3:https://twitter.com/pose_inc?s=20

*4:このアルバムを聴いている時点で僕が一番好きな歌い方をしているのは橋本琴春(はしもとこはる)さんです。かっこいいです。

*5:もし間違えていたら大変申し訳ありません、どなたなのかを教えて下さい。。。

*6:ストリングスの音源がちょっと残念だなと思うシーンがあって、ぜひ生オケでやってほしいなぁなんて。いくら金がかかるとかは完全度外視ですが…。

*7:ATLASの作った鬼畜STG。BGMも魅力のひとつ。

*8:っていうかもうここまで来たときには、刺さらない曲がないなと直感で気づきました。

*9:貧弱な語彙力-100点

*10:今の時代はチャイムが鳴らない学校も多いみたいですね。僕が通っていた学校もチャイムが鳴らない学校でしたが、当時としては異例でした。

*11:ただ、このテンポ感でやるのはちょっと酷かもしれませんね。少なくとも伴奏はやりたくありません

心に効く総合百貨店、クマリデパート

 

 

「心の総合百貨店」のご紹介

こんばんは。ちえぴです。

最近コロ○ウイルスの話題ばかりで参ってしまいますね。弊業界も打撃を受けており、気持ちが塞ぎ込んでしまう日々が続いておりますが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

きっと皆様のハートのボリュームも急降下してしまっているのではないかと思います。今日は、そんなブルーな日々に痛んでしまった心へ、最良の処方箋を出してくれる総合百貨店を紹介したいと思います。

 

総合百貨店はズバリこんなところですね。

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一般的な総合百貨店の図

ハイブランドなアパレルに絶品料理、ここに来れば間違いなく晴れやかな気持ちになります。しかしながら今回ご紹介するのは、そんな虚栄心ではなく、空虚な心を光で満たしてくれる、こちらの総合百貨店です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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総合百貨店?

 

この総合百貨店の名前は

クマリデパート 5thワンマンライブ

ニューヤングパワーマックス

5000%特盛

レッドヒルブリッツにおいでよ!

こころのデパート

 

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ココロのデパート

 

そう、ここはココロのデパートクマリデパートワンマンライブ

ようこそ、新しい時代の幕開けへ。

 

 

 

 

 

今回の記事は、2020年2月28日に開催されたクマリデパートワンマンライブの超簡易レポートです。ちなみに私は新参者の中の新参。知り合いから教えてもらった『極LOVE浄土』をSpotifyで聴いて以来、ずっとライブを見に行きたかったという通りすがりのオタクです。

 

 

 

 

 

クマリデパートとは

クマリデパートはさまざまなアイドルグループ音楽Pを担ってきたサクライケンタさん率いるekmosがマネジメントをしているグループです。名前のクマリについてはイマイチ詳細が分かっていないのですが、恐らくはネパールの現人女神を意味するKumariから来ていると考えられます。この記事によると、クマリを写真に収めることは固く禁じられているようです。アイドルと同じですね(は?)

reindeersroundtheworld.com

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画像は上記記事から引用

そんなクマリがデパートなので、クマリデパートです(は??)

 

 

 

 

 

ざっくりとしたメンバーの紹介

 

後述するように、旧体制のクマリデパートメンバーは以下4名でした。

 

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長く追いかけていた訳ではないので、それぞれのメンバーについてはTwitterのリンクから飛んで見てくれたほうが早いと思います。私は落ちサビ担当大臣こと楓フウカさんをプッシュしています。なお4月上旬から新体制になり2名追加され、6名での活動を志していくことになります。

 

twitter.com

 

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1度メンバー追加のオーデションで「合格者なし」という決断を経ての2度目のオーディションで選ばれたことだけあって、パフォーマンスの面でもかなり期待できそうなお2人でした。ちなみに僕、ラーメンが好きなアイドルは全員好きです(麺推しDD)。

 

 

 

 

 5thワンマンライブレポ

さてこのクマリデパート、ワンマン開催自体は文字通り5回目。おそらくは○ロナウイルスの影響がなければ人で埋め尽くされていただろうと感じるぐらいには、箱は埋まっていました。この状況での開催にさまざまなご意見があることは重々承知ですが、少なくとも僕はクマリデパートのステージに救われました。エンターテインメントの底力と、それが人に与える活力を感じることができたからです。なおすべての曲について記すと文字数があまりに増えすぎてしまうので、書きたい曲だけ書きました。

 

 

  

セトリはイントロ楽曲の『おいでよ!クマリデパート』からスタート。

この曲、ステージを見る前と見た後とで全然印象が違って、ステージを見る前に聴いても正直「単なるかわいいイントロソング」 としか思わなかったのですが、ステージを見た後だと「クマリデパートが良かった思い出」が想起されちゃって本当にダメ。「あなたに笑顔を届けてあげる」って歌詞がもう本当にそのとおり(?)で、その裏で流れておる対旋律がめちゃくちゃエモい。これを聴くともう一度ライブ行きたいなって気持ちになります。

 

2曲目は『シャダーイクン』。伝家のアイドル宝刀作曲家・玉屋2060%さんの曲です。サビはうまくシンセの音色と絡むようになってるし、Bメロはちょうどメンバーの音域を避けるような中低音のストリングスが入っていたり、妙技が垣間見えるのと同時に玉屋さん特有の「2度目のサビに入る際の意味不明な転調」や「再帰的なDメロ」なども感じることができます。天才の仕業です。

 

ところで私、実はMVも見ずに曲だけ聴いてワンマンに臨んでいたので、振り付けについては全くノーマークでした。実際にステージで踊っている姿は、シャダーイクンに限らずすべての曲でわかりやすくも天真爛漫さがビッグバンしていて、とっても見応えがありました。オタクの大好きな振りコピが捗りそうです。

 

その後は新曲の『サクラになっちゃうよ!』『ネコちゃんになっちゃうよ~』を交えつつ、既存の曲をじゃんじゃん惜しみなく披露。一応ここでは新曲の2つをご紹介。『ネコちゃんになっちゃうよ~』はこのライブが初出しだったようですが、クラブミュージック好きの心をくすぐる様々なネタが仕込まれていて、ひとりで超絶飛び跳ねていました。

 

いよいよ待ちに待った、私がクマリデパートに行くキッカケになった曲『極LOVE浄土』。ちゃんとこの曲専用の衣装で出てきてくれて感激しました。『極LOVE浄土』専用のイントロ兼メンバー紹介のMV*1でめちゃくちゃ高まっていた。「クマリデパートでオススメの曲はなんですか」と訊かれたら真っ先にこの曲を紹介します。この曲がクマリデパートのもので本当に良かった。この4人で歌っているからこそ出せるディスコサウンドとの絶妙な「違和感」と「完成度」がほんとすごくないですか??オタクもっと騒いでいいですよこの曲。キタキタキタ~~~ってなって良いタイプの曲だと思うんですけど。いやイエッタイガーとかではなくてですね。MVもCDジャケットも最高なので載せておきます。1人108回再生してください。

 

 

アンコール前は『眠れない夜は』で〆。この曲もほんと大好きで、フウカさんの声質がめちゃくちゃ生かされていると思います。これでセトリを一旦〆るのエモエモエモのエモじゃないですか??俺たち眠れないんですよこの夜を。気持ちを爆上げさせておいて寝させてくれないんですわ。クマリデパートの歌が響き渡るもんで眠れないもんで。…クラブイベントのセトリは終わりに向かってだんだんと落ち着いた雰囲気にすることもあって、まさにそういうセトリの組み方をしてくれたんじゃないかなぁと思います。

 

なんでちらっとクラブイベントの話を出したかというと、クマリデパートは全般的にクラブミュージックに馴染みのあるシンセやベースのサウンドが多いです。ライブを経て「クマリデパートはデカい音響設備で聴いた方が楽曲の良さが引き出される」のを確かめることができました。そういう音楽とともに、メンバーの溌剌としていて元気なパフォーマンスでみんなが一緒に盛り上がれたら絶対に楽しいと思いません?そう、めちゃくちゃハッピー。心にマジで効く。久しぶりに「グループのもつ全ての曲・パフォーマンスが好き」っていうアイドルに出会えたと思います。

 

 

 

 

 

この日、クマリデパートが赤坂BLITZで見せてくれたもの

明日を生きようとするエネルギーを貰えるだけのステージに出会えることってなかなか無いと思いませんか。世間の状況も加味してはいますが、このワンマンで感じることができたのは、ステージに関わるいろんな人たちの努力やメンバー4人の一生懸命さでした。それが感じ取れるステージというのは演者の集中力がすごいし、観ている人の集中力も切れないはず。実際に僕は時計を見る暇もなかったぐらいに、クマリデパートのステージに夢中になりました。パフォーマンスを見て明日も頑張ろうと思えました。そういうエネルギーをもらえるエンターテインメントを間近で感じて初めて、単なる「楽しかった」ではなくて「ステージを観にきてよかった」になるのだと僕は考えます。「楽しい」場所なら、他にいくらでもありますから。ぜひ一度、ライブに足を運んで見てください。クマリデパートを推すなら今です。

 

 

 

 

さいごにご紹介

そんなクマリデパートのホームページはこちら。

www.qumalidepart.com

 

Twitterもあるので見てくださいね。リリイベ関連情報はここが一番早いです。

twitter.com

 

 

 

おしまい

 

 

 

 

*1:着替えのための時間稼ぎ?何を言っているんですか?超絶人気楽曲のために作られた特製MVであると信じてやみません。

「eスポーツ」は「オンラインゲーム」の単なる総称ではない

  

はじめに

 最近「eスポーツ」という言葉をちょくちょく耳にするようになりました。この言葉が一人歩きしているのではないかという疑念がとうとう確信になりつつあります。そこで、私の発信がどこまで効力があるかはわかりませんが、一人のゲーマーとして「eスポーツ」というジャンルについて、これまでのオンラインゲームの歴史を踏まえてお話させてください。わからないかもしれないな、という言葉には注釈を付けています。また、言及している内容は私の経験や知識に則っており、ソースが提供できないことはないと思うのですが現時点でこの記事に引用ができておらず*1、内容に誤りや不備があればぜひご指摘をいただければと思います。

  

 

私について

 本題に入る前に、私について少しだけお話をします。私は20代後半のゲーマーで、ゲームとはやや異なる業種で働いています。ゲーム歴については、音ゲーだったりRPGを好んでプレイしていたのですが、7~8年前に Dota2というMOBA*2の傑作に触れて以降、有名どころの「eスポーツ」大会をオンラインで視聴・観戦をするようになりました。7~8年前というのは、海外の大会で巨額の賞金が付されるようになった時期だと認識しています。また、日本のオンラインコミュニティでeSportsという英単語を目にするようになった時期でもあったように思えます。ちなみに、私が今時間を割いてプレイしているのは、プレイ時間が長い順にDota Underloads, Rocket League, LoLなどです。MOBAは時間の限られる社会人にとってプレイを継続することがなかなか厳しいですね。なお最近気になっているのはR6S(レインボー・シックス・シージ)。今年初めて世界大会を見てその知略あふれるプレイングに魅力を感じ、ソフトを買おうと思っています。

 

 

 「eスポーツ」=「オンラインゲーム」の総称?

 さて、ここからが本題です。訳あって、自分よりも少し年上の方々と「eスポーツ」についてお話する機会が増えてきました。あまり馴染みがないものの「eスポーツ」をひとつのビジネスとして認識している皆さんとお話する中で、どうもこの「eスポーツ」が単なる「オンラインゲーム」を指す言葉として認識されている節があるようだ、ということに気付きました。もちろん、ゲーム愛好家の側から「eスポーツ」という言葉がビジネスライクなものとして捉えられている雰囲気を察知はしていました。が「現実はそうではなくeスポーツに熱意ある方々が増えてきたのだ!」と勝手に思っていたところがあり、私にとってこの気づきは非常にショックなものでした。

 

 実のところ「eスポーツ」は従来のオンラインゲームと一線を画す点がいくつかあります。そして同時に、この点が「なぜ『eスポーツ』はここまでの人気を得るようになったのか」ということの理由になっている、と私は考えています。

 

 

 

 

 

オンラインゲームのはじまりとMMORPG

MMORPGの時代

 従来のオンラインゲームを曖昧な定義のままにしてしまうと、あまりにも広範なゲームを射程に捉えてしまうので、今回は「2000年代に日本で人気を博したオンラインゲーム」と定義することにします。この時代はMMORPG*3の全盛期でした。MMORPGは、ゲームごとに世界観(とサーバー)が用意され、多くのプレイヤーと共にRPGを楽しむことができるものです。たとえば、メイプルストーリー、野菜村、レッドストーンラグナロクオンラインリネージュファイナルファンタジーXIトリックスター、MU・・・などなどです。当時は挙げればキリがないほどにサービスが乱立していました。


 私もかつて色々なMMORPGに手を出して、学校の友達と夜な夜なプレイを続けていました。無課金者はとにかくプレイ時間がモノを言うので、睡眠時間を削り、親にこっぴどく叱られながら、マウスとキーボードを乱打する生活を送っていました。 

 

 MMORPGのゴールというのは、仲間とともにボス敵(CPU)を倒すこと・難易度の高いダンジョンを踏破することにあります。ボス敵は強大なので、道中ザコ敵を倒してレベルアップしたり、アイテムのドロップを目指してマップをうろちょろしたりしながら、より強いボス・ダンジョンを目指していきます。従来のRPGが「プレイヤーひとりで完結できる」ゲームデザインだったのに対して、MMORPGは「仲間と一緒に挑まなければクリアできない」ものになっていて、そこが魅力のひとつでもありました。私は幸い友人に恵まれていたので、パーティを組んでダンジョンやレイドに挑むのも容易でしたが、ソロプレイヤーは何らかのコミュニケーションツールをつかって自分と同レベルのプレイヤーを呼び集める必要がありました

  

 

 

MMORPGの衰退原因

 さて、このMMORPGは今eスポーツとしては捉えられていません。そもそもMMORPGの人気は低迷しはじめた(ユニークプレイヤー:同時接続者が減った)と考えられます。たとえば、2010年代に栄華を築いたMMORPGのひとつであるPSO2(ファンタジースターオンライン2)のこれまでの最大同時接続者数が約13万人*4だったのに対して、eスポーツタイトルのひとつであるDota2のこれまでの最大同時接続者数は約130万人*5です。

 

 人気の陰りにはいくつかの理由があると考えられます。ひとつは、数の限られていた「オンラインプレイができるタイトル」が大幅に増えて、さまざまなハードで環境が整い始めたこと。加えて、MMORPGではレベルがカンストしているヘビーユーザーに対して新たな楽しみを提供するために、レベルキャップの開放や高難易度のダンジョンの追加をする必要があり、その結果難易度のインフレが発生したため、ライトユーザーがとっつきにくくなり新規ユーザーが減ってしまったことなどが挙げられるかと思います

 

 ではeスポーツタイトルとして選ばれているゲームはどんなゲームですか、という話になるわけですが・・・実はこの「MMORPGの衰退原因」こそがヒントになっています。

 

 

 

 

 

 

eスポーツタイトルとは何か 

Warcraftシリーズ

 かつて世界的にヒットした RTS*6 / MMORPGのゲームシリーズがありました。それがWarCraft3 / World of Warcraftというゲームです。前者はこれまでのゲームとは一線を画す戦略性と複雑な操作で対戦ゲームの金字塔とされており、プレイヤースキルが如実に反映されるゲームとしてジャンルが確立されていきます*7。後者は広大な世界観と魅力的なキャラクターたち、胸が熱くなるファンタジックなストーリーが世界中のゲーマーの心を鷲づかみにしてきました*8。このWarCraft3が元になっているファンメイドのmod*9DotAがありました。このmodはいわゆるタワーディフェンス型のゲームで、もともとのWarCraftで必要とされていた複雑な操作を減らし、プレイヤーキャラクターのみで戦うことのできるシンプルさとガチンコの勝負感から人気を博していました。このmodは「ゲーム内で1対1で戦うのは精神が磨り減ってしまうので、プレイヤー同士でチームを組んで戦えるモードが欲しい」という理由から生まれたものらしく、その後同じレベルのプレイヤースキルを持った者同士で戦えるようにマッチングシステムを構築し、ブラッシュアップされていきました。なおかつ、元のソフト自体は有料ではあるものの、このmodの導入は無料です。キャラクターステータスに関わる課金のアイテムも存在しないため、modを導入したプレイヤー同士のスタート位置は「ゲームを開始するまで」同じです。「同じスキルを持った者同士で戦える」・「勝つために課金は必要ない」という部分はMMORPGの欠点をうまく突いていると思われます。そして、このアイディアがMOBAの発祥となり、ほかの多くのeスポーツタイトルでもこのアイディアが採用されるようになります。

 

 

 

eスポーツタイトルの共通点

 さて、上記内容からも推察できるように、今eスポーツタイトルとして名前が挙げられるゲームのほとんどに共通する点が「マッチングシステム」「すべてのキャラクター・プレイヤーに勝てる可能性がある調整」です。「マッチングシステム」というのは「同じスキルを持つプレイヤー同士を引き合わせるためにゲームシステム側が持つ選定基準・選定方法」のことです。かつての対人戦モードのあるオンラインゲームでは、対戦する相手同士のパソコンでP2P*10の通信を行う必要があったり、プレイヤーを待機させるサーバー*11はあるものの対戦を楽しめるほど僅差なスキルを持ったプレイヤー同士が出会う可能性が少ない、あるいはそもそもの同時接続者が少なくマッチングさえしないというケースが多かったと記憶しています。また「調整」については、選択するキャラクターによっては勝てる可能性が極端に高かったり、課金して強いアイテムを購入することで優位に立てたり、そういうケースがかつてのオンラインゲームでは散見されていたのですが、これを極力なくすようeスポーツタイトルでは工夫をしています。たとえば正式なサービス開始後もキャラクターやアイテムの細かなステータスの微調整を行っていますし、課金で購入できるのはステータスに影響のないビジュアルアクセサリーのみというタイトルもあります。この点にいち早く気付いた国産のゲームタイトルがあります。それが『大乱闘スマッシュブラザーズ』でした。

 

www.redbull.com

 

 

 

マッチングシステムと微調整の先に生まれたもの   

 さて、このようなマッチングシステムや調整が洗練されていくと、高度なプレイングスキルを持つ者同士が集まりやすくなります。このことは常軌を逸したテクニックや人間離れした反射神経が培われる土壌となりました。ある時期からオンライン上でハイレベルな者同士の戦いの様子が画像・動画などでシェアされるようになり、多くのプレイヤーがハイレベルな戦いに注目するようになりました。ゲームクライアント上にも観戦の機能が付くようになり、「あのエリアのあのプレイヤーは強い」とか「あのテクニックを使って彼のように戦えば勝てる」といったように、プレイヤーに関する情報も集うようになります。こんな感じで、オンラインコミュニティ上で「スタープレイヤー」が誕生するきっかけも整っていきました。さて、このスタープレイヤー同士が対戦するとなるともう大変です。その予定までもがシェアされるようになり、多くのプレイヤーの間で「どちらが勝つと思うか?」という話題に火がつきます。しまいには自分のゲーム内アイテムを賭けたり、リアルマネーまで賭けたりする者まで現れる始末。これに目をつけたのがギャンブル業界で、オンラインゲーム対戦に関する賭け事をサポートするようなシステムを提供するようになりました。こういった賭け事が今ではeSports bettingと称され、様々なギャンブルサイトがサービスを展開しています。

 上記のような展開は、あくまで先に述べたような順序があったわけではなく、同時多発的に巻き起こっていったと私は考えています。しかしながら、このようなエコシステムが成立していったことで、お金になると見込んだ投資家や企業がスポンサードするプレイヤーが登場するようになり、彼らを擁するプロチームやプロリーグが誕生するようになります

 

 

 

 

 

一旦まとめ

 ここまでの経緯(かなりざっくりとしたものではありますが)を認識して、初めて「『eスポーツ」は単なるオンラインゲームの総称ではない」ということが見えてくるかと思います。繰り返しになりますが、eスポーツタイトルとして大切な点は2つあると考えます。ひとつはプレイヤースキル以外の要素*12に因らない「機会均等」なゲームであること。もうひとつはすべてのプレイヤーの戦いが魅力的に見えるような「不断の調整」が行われているゲームであることです。

  

 では現状の国内のeスポーツを取り巻く状況について考えると・・・・・・どうでしょうか?などと話をはじめてしまうと、とってもややこしくなって文字数もめちゃくちゃ増えてしまうので、一旦この辺で記事はとめます。この記事が何らかの議論の発端になってくれたら僕は万々歳です。

 

 

 

*1:がんばって随時追加していこうとは思いますが

*2:Multi Online Battle Alinaの略

*3:マッシブリー・マルチ・オンラインRPG

*4:https://www.mmoinfo.net/trivia/members_count.php

*5:https://steamcharts.com/app/570

*6:リアルタイムストラテジーの略。プレイヤーが自軍のありとあらゆるユニットを操作し、敵陣営と戦うタイプのゲーム。

*7:かつて韓国ではこのRTSが一大ブームになり、多くのプロゲーマーらを輩出していきました。

*8:WoWについては2004年にリリースされてから現在までアップデートが続いている超ド級の名作だと認識しています。

*9:ゲーム内のプログラムを利用してつくられた二次創作ゲーム

*10:端的に言うと、一対一で通信を行う方式です。特定のポートを開いておいてお互いのIPアドレスを伝える必要があったゲームもありました。

*11:待合室のようなものと考えてください

*12:わかりやすいのは課金力

今年の恵方、塩見きらさん

 

 

節分のご挨拶

こんばんは。ちえぴです。

今年も節分が到来しましたね。

 

鬼さんサイドはよくもまあ毎年こんな人間界の行事に付き合っているなと感心します。まぁ豆ぶつけられて退治されるフリっていうのもなかなかおいしい役回りですよね。これは夢と希望を与える仕事だと僕は思います。もしも僕が鬼だったら率先してその役を買って出たいです。毎年の鬼節分対策委員会に立候補したいと思います。*1

 

 

 

 

 

節分とキウィ

ぶっちゃけ言うと、節分についてはさらさら興味がなかったし、なんなら接吻の方が100倍興味があるんですが、Twitterでこんな投稿を見かけて節分へのモチベーションが大きく変わりました。

キウィの和名が、鬼木天蓼(おにまたたび)なんて少年ジャンプ顔負けの文字圧だとは思いませんでした。キウィが節分に絡んでくるだなんて思いましたか?箸にも豆にも引っかからないれっきとした果物ですよ、こいつは。

 

なんならキウィ🥝って絵文字もあるぐらいですから、豆には対応する絵文字がないことを考えると、豆よりもキウィ🥝の方がデジタルネイティブで最先端ですよ。

 

 

 

ところで、デジタルネイティブで最先端なキウィ🥝と言えば、そう、この人……

塩見きらさんですね。今年の恵方は塩見きらさんです。今からその事実を確認します。

 

 

 

 

 

塩見きらさんとは

神宿緑色担当。イメージ動物は。もう彼女のことを新メンバーとは呼ばせません。その理系女子の名に相応しいインテリジェンスを備え、「どんなに人間を辞めかけても最後には再びステージで立ち上がる」という不屈の精神をベースに、透明感ある歌声キレのあるダンスも武器にしている、今大躍進中のアイドルです。SNSの使い方に定評がありますが、最近は「Twitter芸人からの脱却」を視野に入れているご様子です。

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地球上でもっとも緑が似合う女

 

 

 

 

 

恵方と愛媛

この記事を読む聡明な読者の皆さんは既にご存知かと思いますが、塩見きらさんの出身地は愛媛です。愛媛についてお話すると、この地域で獲れるブリは信じられないぐらい美味い。愛媛のものと比べると、東京のブリはブリのフリをした何かでしかありません。全日本国民はぜひ宇和島のブリを食べてください。感動が心のオーシャンを泳ぎます。

ところで、今年見るべき方角は西南西とのこと。ここで日本の首都TOKYO・中央区から見て、塩見きらさんゆかりの聖地である愛媛の首都松山を望んだときの方角を確認しましょう。

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中央区から松山市を望んだときの方角

 

私が見ている方向がややズレていますが、位置的には西南西ですね。

間違いありません、恵方です。ちなみに恵方と愛媛は2文字違いです。

 

 

 

 

 

恵方と色

さて、塩見きらさんの担当カラーがであることは先ほど確認したところですが、ここで色相環を確認しましょう。

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色相環

 

ここはひとつ、リーダーである羽島みきさんの黄色を軸にして考えましょう。みきの「み」がつく方角は「南」なので、10Y黄色を南へと持っていきます。すると、どうでしょう。

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みーにゃん式相環

驚くべきことに、10G緑がちょうど西南西の方角になりますね。まごうことなき恵方です。もう塩見きらさんが恵方であることを認めざるを得なくなってきましたね。

 

 

 

 

 

恵方と亀

さて、塩見きらさんのイメージキャラクターはでして、ご本人のサインも亀であります。実はこの亀、中国の神話で天の方角をつかさどる四神のうちの一体、玄武*2として名を連ねています。風水の領域でも金運の象徴として用いられることがしばしばあります。ではこの玄武は、どの方角を守っているのでしょうか。

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玄武だってかわいくなりたい



 

 

 

 

 

 

 

 

 

ズバリ、「北」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今、塩見きらさんが恵方であると信じる自分を、諦めようとしませんでしたか?ステージに立つまでの彼女は最後まで諦めていないのに、今、諦めようとしていた自分がいませんでしたか?不屈の精神を持つ彼女に対して、その諦念が恥ずかしいとは思いませんか?僕は諦めません。

 

 

 

まず、北をローマ字にすることからはじめましょう。

 

Kita

 

おや?見覚えがある文字列になりましたね。

 

Kira

 

おや??おやおや???目をこすってよく見てみましょう。

こうなってくるともう、ほぼ「北」ではありませんか。

 

 

 

そう、塩見きらさんの名前をローマ字にしたときの「Kira」は「Kita」と一文字違いになります。このとき「3文字は合っている」ことになりますので、3/4です。これを百分率で表すと75%*3、と驚異的な合致率になります。ちなみに「恵方」と「愛媛」はひらがな*4レベルで33.3%しか合っていません。つまるところ「北」は、ほぼ「きら」になりますので、恵方です。

 

 

 

 

 

 

さいごに

いかがだったでしょうか*5。今年の恵方巻きをまだ食べていない緑舁夫の皆さんは、ぜひ西南西へ塩見きらさんのことを想いながら食していただきたいです。もう食べてしまった方も、今からもう1本勝負してはいかがでしょうか。僕も今から恵方巻きを買って帰ります。

 

 

 

恵方にかける願いはひとつ。塩見きらさんと、神宿の更なる飛躍です。

 

 

 

*1:僕だから、と全力で豆をぶつけに来る人たちがいるのを知っています。己の優しさの無さを恥じて、反省してください。

*2:本当は亀と龍が一体となっているんですが、塩見きらさんの人気がうなぎのぼりであることを加味すると、龍がくっついていてもまったく問題ありません、想定の範囲内です。

*3:ポケモンファイアーエムブレムだと信用がならない数値ですね。

*4:かみやどの推しは高田ももさんです

*5:これが使いたくて仕方がなかった。

アイドルフェスNPP2020 2日目レポ

※冒頭は1日目マルコピです。

 

2020年1月2日~3日にかけて行われたTOKYO IDOL PROJECT x @JAMが主催の「ニューイヤープレミアムパーティー2020」に2日通しで参加してきました。プレミアムなアイドル新年会ということで、今注目のグループがよりどりみどりな顔ぶれでしたね。

今回各日7,8組を見ることができました*1。あらかた見たかった現場を回れたので、大満足の2日間でした。回ったグループ*2の中でも、楽曲やステージパフォーマンスが特に印象に残ったグループを挙げて、楽曲ともどもご紹介できればなと思います。ちなみに私の推しはフィロソフィーのダンス神宿です。なのでこの2組については強制的にご一読いただきたいと思います。

 

今回は2日目。期待されているような気持ち悪い記事ではありません*3

1日目については下記リンクよりどうぞ。

t.co

 

 

 

 

 

2日目

GEMS COMPANY

GEMS COMPANY | 株式会社ディアステージ

以下ジェムカン。現場でのオタクの真摯な推し方と、演者(いってしまえばキャラクター)の細かな動きが面白かったです*4。実のところ、帰ってから音源を聴くまでこの記事で取り上げるつもりはなかったんですが、下の音源聴いてから気が変わりました。かなり力入ってます。作曲が田中秀和さん、約束された勝利の作曲家です。

OAとして出てきて全部で3曲やったんですが、この2曲が面白かったですね。ジェムカンのオタクが気合入れてMIX打つもんだから、最初は興味なさそうだった他のオタクもそれを見て茶々入れるようになって、最終的に全員出てきたときには「か゛わ゛い゛い゛」とか「こ゛ん゛な゛に゛い゛る゛の゛」とか言うようになって、ほどほどに盛り上がっていました。

ステージでは結構メンバーが立ち代わり入れ替わりで、各ユニット毎のパフォーマンスがあって、最後に全員曲という形だったので、初見の人でもジェムカンにはどういうメンバーがいるか、という点はわかりやすかったと思います*5長谷みことさんが"推せる"なと思います。

推せますね。推しているグループがあったらミュートされてもいいから意地でもRTしろ、と思います。ミュートされる頃にはそやつの脳裏に、はっきりとグループの名前が刻まれているはずです。

 

普段はスタンディングのライブが少ないということだったので、今後はぜひスタンディングでかつ生歌でやってほしいナぁというのが楽曲派おじさんの願いです。

 

 

 

神宿

kmyd.targma.jp

 

僕のNPP2日目、ピークタイムでした。半年前に六本木の夏フェスでステージを見てから「あ、この子たちは伸びる」と思ってずっと追いかけてきました。っていうか『全身全霊ラプソディ』(後述)の一ノ瀬みかさんと小山ひなさんを見て推さないオタク何なん?鼓膜付いてるんか??*6 兎にも角にも顔も良ければ曲も良いと、一石二鳥の今最も聴いて観るべきグループのひとつです。

Zeppってそこそこの大舞台だと思うんですけど、昨年の秋頃に幕張メッセで単独のライブを行った彼女らにとってもう敵になる会場はないなと思わされたパフォーマンスでした。アイドルのステージ、ではなくて、神宿のステージ」でした。あんまり神宿の項だけ長くなりすぎるのもアレなので割愛しますが、各メンバーが2019年という波乱の年を経て成長した姿を見せてくれたんじゃないでしょうか*7

今回のセトリは「今の神宿を知らない層」に向けたフェス向けのセトリで、最後は振りコピ有名曲の『春風ambitisou』2連発。あまりの多動ぷりで汗だくになりました。運動不足のオタクになかば強制的に汗を流させる、さすが厚生労働省も推すアイドル(実話)ですね*8

中には昔見たけど今は知らない、というオタクもいたようで「こんなに歌唱力あったっけ?」という声もちらほらと聞こえてきました。歌については、私が見てきた半年間でも各々が相当に巧くなっていて表現力が爆発的に向上しています。今回のステージでも上を目指そうとする意志をバチバチに感じました。最近ではテレビやラジオでの露出も増えてきたので、いよいよもって地上へと突入するかという頃合いです。若い世代も多く、活気に満ちあふれています。推すなら今です。

 

 

 

わーすた

wa-suta.world

わーすた、現場に行ったことがなかったのですが、avex所属ということもあってさすがの歌唱力でした。この日『アンバランス・アンサーズ』が来たら床を這いつくばって死ぬと思っていましたが来なかったので無事生きながらえてしまいました。というか『アンバランス・アンサーズ』しか知らなかったので、今回最新の曲も含めていろいろ知れたのは成果でしたね。

 この日はプリパラの有名曲『最上級パラドックスからスタートして、その後はジャンルボーダーレスに展開しながら、ニューリリース曲に入っていきました。『遮二無二生きる!』はサビ後のBメロ入り前の弦楽隊の動きが面白くて好きですね。メインボーカルが緑と赤の子のようで、ふたりとも着ている衣装とは裏腹のエネルギッシュな歌唱で、会場のボルテージも最高潮でした。振りの揃い具合も他のグループとは一線を画していたと思います。「ちょこビーム」も初めて聴いたんですが、トリケラトプス勝利時に会場が拍手で包まれた瞬間があって爆笑しました。最高のオタク演出だと思います。次現場があったら絶対にやりたい。

既に海外にも進出していて、一定のファンが付いている様子。今回のNPPにも海外出身オタクが参加していて、日本語のMIXを堂々と使いこなしていたので非常に感心していました。日本のローカルカルチャーとして胸を張っておすすめできるアイドルグループを目指していってほしいと切に願います。

 

 

 

というわけで以上6グループ。これからもウォッチしていきたいなと思います。 

 次こういうフェスに行けるのはいつになるんでしょうね(血の涙)。

 

 

 

*1:サーキット型って都心だと経験があったんですが、お台場はいかんせん各会場との距離感があって少し大変でした。徒歩だとゆっくりめに歩いて15分ぐらいかかります。

*2:どこを回ったか知りたい方はTwitterで訊いてください。

*3:この時点ではわかりません。

*4:昨今この手のコンテンツのCGを見ていると同じモーションをつけて動かしているものも散見されるんですが、ここは違いました。

*5:かくいう私は元DSのオタクなのでほどほどにウォッチしていたりタイムラインで流れてくるのをそっと見守っていたので、あらかたのキャラクターは把握していました

*6:「私伝説になる見届けて」で毎回泣きそうになる、お前が一番やっていつも思う。ちなみに推しはみーにゃんこと羽島みきさんです。

*7:この注釈は塩見きらさんの歌を褒め称えるために置かれていましたが、紀元前2世紀頃、その内容の高慢さでブッダの怒りを買い、今は新地と化しています。どんなことが書かれていたんでしょうね。私にも見当がつきません。

*8:https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou_kouhou/kouhou_shuppan/magazine/201912_00005.html :『タフラブ』という曲を提げて依存症についての理解を深めるためのイベントを行っていたりします。偉い。

アイドルフェスNPP2020 1日目レポ

2020年1月2日~3日にかけて行われたTOKYO IDOL PROJECT x @JAMが主催の「ニューイヤープレミアムパーティー2020」に2日通しで参加してきました。プレミアムなアイドル新年会ということで、今注目のグループがよりどりみどりな顔ぶれでしたね。

今回各日7,8組を見ることができました*1。あらかた見たかった現場を回れたので、大満足の2日間でした。回ったグループ*2の中でも、楽曲やステージパフォーマンスが特に印象に残ったグループを挙げて、楽曲ともどもご紹介できればなと思います。ちなみに私の推しはフィロソフィーのダンス神宿です。なのでこの2組については強制的にご一読いただきたいと思います。

 

とりあえず今日は1日目だけ。そんなに気持ち悪いことは書いていないと思います((当人比。))。

2日目については明日書きます。

 

 

 

 

1日目

虹のコンキスタドール

https://dearstage.co.jp/artist/2zicon

以下虹コン。他のグループのトークショーに参加していたため会場に入るのが遅れて最後の2曲しか見ることができなかったんですが、ステージとオタクの一体感という点においては1日目通して最高だったと思いました。

ねもっちゃん、可愛いよね。というお話はさておき、虹コンの代表2曲;通称『ずっサマ』『トライアングル・ドリーマー』を見ました。恒例のハートジャンプ三角形の振り付けは定番の沸きポイントですね。誰が見ても面白いし誰でもできるので、大きい箱で大人数でやればやるほど楽しいんですよね。ズルい。 

ステージでは縦横無尽に駆け巡るパフォーマンスが多く、その一方で各々がしっかりと動きのなかでの止めどころを実践できているので、格好良く見えました。各メンバーの声質も良いので、はっきりと誰が歌っているのかがわかります。ねもっちゃんの声が好きでね(2回目)。これもまた耳に残るというか、箱で聴いたときの印象が強い。音源で聴いたときの印象よりも「ライブ良かったな」という印象が勝つ所以だと思います。

今回虹コンのオタクも同伴していたので、これまでの経緯だとか、現状新しい目標に向かって突き進んでいる様子とかを伺うことができて、今応援すべきグループのひとつだなと感じています。

 

 

 

クマリデパート

https://www.qumalidepart.com/

僕のNPP1日目最大の目当てでした。よくぞこの舞台に立ってくれました。Spotifyで聴いてから楽曲派としての食指が動いたためライブを是が非でも見に行きたいと思っていたグループ。

なによりも『極LOVE浄土』『シャダーイクン』が本当に強い。ニューエイジ・ディスコとでも言うべきダサかっこいいサウンドと、めちゃくちゃにキレのあるサビメロ、このメンバーが歌っている意味を感じる音色のガールズボーカル。聴くだけで全身の細胞がライブ会場になり多動を始めます*32019年下半期最強クラスの楽曲だと信じて止みません。

ライブはメンバーの緊張が感じられて、なかなか本領発揮というわけではなかったように思えます。ステージ上でのパフォーマンスは4人でフォーメーションを生かした個性的なダンスが魅力的でした。今出せる力は出し切ったんじゃないでしょうか。それにしてもオタクの勢いが無さすぎました。この楽曲群を投げ込まれたにも関わらず多動しているオタクの少なさがとても嘆かわしい*4……ですが、曲の強さは一定の初見オタクに通じたんじゃないかと信じています。2月にワンマンライブを予定されている*5ようなので、知らないうちにチケットを買って、気づいたらフロアの中央で踊り狂っていないことを祈るばかりです。クマリデパートには2020年の飛躍を期待したいです。

 

 

 

フィロソフィーのダンス

https://danceforphilosophy.com/

以下フィロのス。「音楽」って言葉はフィロのスのために生まれたんですよね。それ以上語る必要がありますか?まだ聴いたことがないなら今すぐに聴くべきです。2020年メジャーデビュー、既に地上波冠番組である「フィロのス亭」の放映も開始しています。

この日『ベスト・フォー』『ドグマティック・ドラマティック』が来たら床を這いつくばって死ぬと思っていましたが、両方来たので無事死にました。まさか本当に両方来るとは思っていませんでした*6フロアをナメクジのように這いずり回るのは出禁になりそうだったのでやめました*7。 

 この日の〆はもちろん『ダンス・ファウンダー』、フィロのスの伝家の宝刀です。フィロのスがトリだったこともあり、前線のオタクが全員フィロのスのオタクだったため、コールの叫びのデカさと熱量が半端じゃなかったです。他方でこれまで推しジャンによって耐荷重を酷使されてきたフロアにとても優しい横ノリが会場を包み込みました。治安の良さも随一だったのではないでしょうか。僕の最推しである日向ハルさん*8は年始一発目の歌唱も最の高でした。神です

 

 

 

NPP行けなかった皆さんも昨日行った皆さんもぜひ曲を聴いてくれたら嬉しいですね。

続きはまた明日。

 

 

 

 

*1:サーキット型って都心だと経験があったんですが、お台場はいかんせん各会場との距離感があって少し大変でした。徒歩だとゆっくりめに歩いて15分ぐらいかかります。

*2:どこを回ったか知りたい方はTwitterで訊いてください。

*3:これを書きながら聴いていたんですが、やはり自然と身体が踊り狂っていました。おかげで執筆が30分遅れました。約6クマリデパートです。

*4:最悪もっと治安が悪くても良いのではとも思ってしまいました。

*5:https://www.qumalidepart.com/posts/7235734

*6:ベスト・フォーで新木場思い出して涙止まらなくなってしまった。隣にいた女の人がやや怯えていた気がしないでもない。こんな限界オタクが隣で大変申し訳なかった。

*7:大量の涙で身体の滑りは良いかなと思っていました。

*8:別会場で行われていたトークショーで「いや~私たちメジャーアーティストなんで~」ってわざとらしくイキっていたので爆笑しました。