When you wish upon うた

歌に願いを

iPodからiTunesを経由することなくUSBメモリのごとくファイルを出し入れしてみようという話

 この記事は某オタクたちの会議によって生み出された、このブログ史上初となる世のため人のためになる(怪)文書です。iTunesを介さずiPodから音楽ファイルを取り出す方法を皆さんにお伝えできればと思います。というかそれしか伝えません。ソレ以外の情報が欲しかったら他の記事を読んでください。

5/19追記: 特定のケースに対応しすぎだとのお声を頂いたので、文面など修正しました。

 

 

 

 

 

目次

 起:空のiTunesに曲が入ったiPodを同期しちゃダメ♡

 承:iPodから音楽データを取り出せねぇのかよ!

 転:わけわかんないままフリーソフトを使おう♪

 結:伝書鳩スマホ、そして警鐘。

 

 

起:空のiTunesに曲が入ったiPodを同期しちゃダメ♡

 先に申し上げておきますと、僕はただ単に幼稚園のときからパソコンを触っていた*1実践的なオタクであるだけで、専門的な知識を持っているわけではありません。ただお手伝いできそうな点がいくつかあったので、せっかくブログがあるのだから形として残してみようというのがこの記事の趣旨であります。間違いなどありましたら、どしどし訂正のコメント頂けるとありがたいです。

 

 さて早速本題に入りましょう。ひょんなことからパソコンがイカれちまって、今あるiPod touchとつながりのあった(同期先であった)iTunesを失ってしまった!というケースがあったとしましょう。この場合、焦って新規のパソコンにiTunesをインストールして何も考えずに同期をしてはいけません。

 iTunesiPodの同期をするということはiTunesにあるデータをiPodに転送するということではありません。iTunesの状態をiPodに強制的に反映させる、というのがiOS端末の同期らしいのです。つまり、iTunesに何も曲が入っていない状態で、曲がたくさんつまったiPodを同期すると、iTunesの空の状態をiPodに反映させることになるので、iPodは空になります。元々iPodのなかに入っていた曲のデータは全部消えます。正直に申し上げますと、この同期の挙動はホンマに頭がおかしい。遅いし。*2

 

 

承:iPodから音楽データを取り出せねぇのかよ!

 では上記のような元々使っていたPCが壊れたなど不慮の事故が起きた場合に、どのようにiPodから曲を取り出すのか。ここでフリーソフトの出番です。なんでストレージ扱いにしないんだとかいう難しい話は注釈で弁明します*3 。今回はiMazingというソフトを使おうと思います。有象無象あるフリーソフトの中でどうしてこれを選んだかというと、いろいろ使ってみた中でこれが一番わかりやすい画面表示だったからです。下のリンクからソフトをダウンロードしてください。

 

iMazing | Mac&PC用iPhone、iPad & iPod管理ソフトウェア。転送、コピー、音楽のバックアップ、メッセージ、ファイルなど

 

 

 

転:フリーソフトを使おう♪

 僕は普段GoogleChromeを使っていますが、おそらくはまだInternetExplore(以下IE)をお使いの方もいるかと思いますので、IEの画面で説明します。

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 リンクを開くとこのような画面がでてきます。緑色に光る「無料ダウンロード」のボタンをクリック。

 

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 すると2つ新しい表示が出てきます。上の青い登録ボタンは多くの情報弱者たちのメールボックスの容量を食らい付くしてきた悪魔*4ですが、エクソシストなど呼ぶと余計にややこしいので、無視して下の保存ボタンをクリック。

 

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 ダウンロードがしばらく進むと、「キャンセル」ボタンが変化して「フォルダを開くボタン」が出てくるので、それをクリック。

 

 

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 すると今ダウンロードしたファイルがあるはずなので、これをダブルクリック。ファイル名は「iMazing2forWindows.exe」です。

 

 

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 本当はやたらむやみに実行など押してはいけません。ダチョウ倶楽部ではない。兎にも角にも実行をクリック。

 

 

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 このあたりからテキトーに「次へ」を連打していってください。

 

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 「同意する(A)」にチェックを入れ「次へ」をクリック。

 

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 「次へ」をクルック

 

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 「次へ」をクルッポゥ、クルッ、クルッポ、ポッポ、クル、画面が変わっても何も考えずにひたすら「次へ」をクルッポゥです。

 

 

 

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 鳩になった気分で「次へ」を連打していると画面が変わります。しばらくするとストレッチパワーらしき緑のゲージ*5が溜まるので「完了」をクリック。

 

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 完了ボタンを押してしばらくするとこんな画面が出てくるので、このタイミングでお手持ちのiPodを接続。

 

 

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 接続が認識されるまで時間がかかりますが、認識されるとこのような画面になる。私はiPhoneを接続したので、左の枠にはiPhoneの文字が表示されています。曲を取り出すだけなのであればバックアップは不要なので、白い枠の左下に小さくある「後で」をクリック。

 

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 これは端末によって異なりますが、いつも音楽を聴く際に使っているアイコンがあると思うので、それをクリック。今回は真ん中の枠にある「ミュージック」をクリック。

 

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 すると今現在iPod内に入っている曲データが一覧で表示されるので、パソコンに転送したい曲データをクリックで選択して、選択された状態のまま右下の「フォルダにエクスポート」をクリック。

 

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 どこに転送したいか訊かれるので、「選択したフォルダへ」にチェックを入れ、右下の「次へ」をクリック。

 

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 どのフォルダに保存したいかを尋ねられるので、任意のフォルダを選択して「OK」をクリック。デスクトップを選択しておくと探すのに便利。

 

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 無視。「次へ」をクリック。

 

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 これも無視。「後で」をクリック。

 5/19追記:ちなみにこれは無料のトライアルバージョンなので、音楽データに関しては50個までしか転送できません。もしこのソフトを使ってそれ以上の数の音楽データを転送するのであれば、有料バージョンを購入するしかありません。ご了承ください。

 

 

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 しばらくするとファイルが転送されたことを知らせてくれる画面が出るので、先ほど設定したフォルダへデータを探しに行きます。デスクトップならデスクトップ画面にデータが生まれているはず。ちゃんと転送されているかどうか確かめるために、一度はデータを再生するのを強く推奨します。

 

 

 

 

 

結:伝書鳩スマホ、そして警鐘。

 どうでしたか。簡単でしたね。多分これが一番早いと思います。

 しかし最近の鳩というのはずいぶん人馴れしたものですね。僕が羽を広げて奇声を上げながら近寄っても彼らは微動だにしません。なんだコイツみたいな顔してきます。あちら様のほうがよっぽど理性的だと思うようにすらなりました。多分人間があげているエサのせいだと思います。アミノ酸が彼らに理性を与えているに違いありません。僕ですか?僕はふうりさんが推す牝馬リスグラシューのエサになりたいですね。G1優勝してもらえるようにがんばります。

 そもそも落ち着いて考えてみると、鳩は人にメッセージを伝えるために扱われてきたことがありました。帰巣本能を上手に使った伝書鳩システムです。こうした鳩に代わってとてつもない速度で相手にメッセージを送ってくれるのが、スマートフォンを筆頭としたモバイル端末です。鳩だって進化するんですから、このモバイル端末が進化しないはずがない。しかも、とんでもないスピードで。

 テクノロジーの進化は人々に情報格差をもたらしますが、一方でより多くのオタクが簡単に推しを探し出すことのできる世界になったとも言えます。運良くコミュニケーションを取れたりもしちゃうんです。その意味で我々オタクは、今もっともメディアリテラシーを試されている種族のひとつです。だから「本当はふうりさんのエサになりたい」だなんて、左右の手の指をすべてちょうちょ結びしてでもインターネットの海に放り投げてはいけないんです。わかりましたか。いいお勉強になりましたね。

 

 

 

 

 

 Fin.

 

 

 

 

 

 

*1:親父が「これからの時代はWindowsだ!」と高らかに家庭内宣言を行い英才的なキーボードタイピングレッスンによって育った僕は、こうして今立派なオタクになったのだ。

*2:昨今のクラウドサービスを利用していてとても便利だなと思うのは、同期の状況がどちらか一方に依存しないということですね。任意のデータだけを移動したり取り出したりできるってのは、案外すごいことだと僕は思います。ちなみに僕はこのiTunesの同期システムで何度もmp3データを失っています。

*3:iPodUSBメモリと同じようにストレージとして認識させて曲をドラッグ&ドロップで簡単に取り出せるようにできたらよかったのですが、iPod touchなど古いタイプの端末はこれがどうにも仕様としてできないような記載がありました。加えて、できたとしても隠しファイルの設定やリネームされていないむちゃくちゃな表記のデータから任意のオーディオデータをサルベージしないといけないらしいので、今回はフリーソフトを使うことを選択しました。

*4:僕は今日1000件以上ものトロイの木馬と戦いました

*5:そこに溜まってきただろう