フェス童貞のSONIC MANIA2018レポ(前編)

 

はじめに

 先日、SONIC MANIA2018に単身参戦して参りましたので、そのご報告をしようと思います。本当に楽しかった。20代後半の身体でもオールナイトを存分に楽しめました。

 

 今回撮影が難しく、そもそもライブは撮影が禁止*1だったので、この記事には画像は載せません。後半の最後の方に、これからフェスとか言ったことないけど行ってみたいって人のためにいくつか持ち物メモを残そうと思います。ULTRA JAPANとかまだまだ目玉イベント残ってるんで、ぜひ足を運んでみてください。

 

 ちなみに僕はYouTubeにアップロードされた海外の大型EDMフェス動画をヨダレを垂らしながら閲覧するぐらいに、EDMのフェスに憧れていました。僕がまだ高校生でEDMなんていう用語が下火だった頃、隔月でウェブ上で配信されていたプログレッシブトランス/ハウス専門のラジオをつけて、月明かりの差し込む四畳半で妖しく輝くベッドの上を縦横無尽に跳ねまわり、パンイチで踊り明かしたこともあります。ひとりで。巷で言うところの妖怪とは私を指すのではないか、そう思います。

 

 

 

SONIC MANIAとは

 サマソニの前夜祭的ポジションのEDMフェス。国内最大級という謳い文句とともに、国内外の大物が会場を音で蹂躙していきます。サマソニと同じ会場ですが、4つのホール=ステージに分割されて、参加者は自分の好きな時間・好きな場所で好きなアーティストの音楽を楽しむことができます。ステージによってある程度のジャンル分けがされていました。

 ・盛大な紙吹雪とともにファンシーな空間でパリピと化す「elrow」ステージ

 ・BRAINFEEDER氏による今を創り続けるサウンドの「RAINBOW」ステージ

 ・バリバリのテクノとポップスの融合を見ることのできる「SONIC」ステージ

 ・大観客が大人気グループを大音量で楽しむ「MOUNTAIN」ステージ

 会場内では日本のB級グルメを堪能できるスペースやレッドブルプレミアムモルツなどのガソリンが売られていて、比較的良心的なボッタクリ価格で食事*2ができます。基本的にどこへ行ってもどこかしらのステージから音が漏れ聞こえてくるので、食事中も時間を無駄にしている感じはほとんどしませんでした*3

 

 

 

 

 

私が回ったアーティスト

 当日はこんなルートで回りました。Flying Lotusに恨みはない。だが3Dメガネ、お前はダメだ*4

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・CLEAN BANDIT

 SONIC MANIAのことを知ったのは、実はCLEAN BANDITのおかげでした。上野駅ニューデイズで偶然見かけたCLEAN BANDIT来日の広告は、僕の脳みそをヘリコプターにするには十分な情報量でした。僕の脳みそ*5はドローンさながらの機動力で近くのローソンへと羽ばたいていき、脳みその左半球にある外側溝からぬちゃりと取り出したクレジットカードで超自然的な入金、全ての予定がSONIC MANIAへ向けて五体投地しました。

 正直、生CLEAN BANDITが見れたら1万2000円なんて激安だと思いましたが、実際問題激安などというレベルではありませんでした。想像してみて欲しいんですが、1億2000万円のチケットが1万2000円だったら実質無料ですよね?本来このチケットは1億2000万円相当だった*6ということです。そういうことです。実感できましたね。

 何がすごいって、全員生演奏なんですよ。さっきから生生って、僕はビールをがぶ飲みしたり酔った勢いでゴムなしのセックスをしたりしたいわけじゃあないんです。ほら、よく海外のアーティストがライブで歌手の後ろに立って電子ドラムとかシンセ叩いているじゃないですか。僕はdisclosureのライブを動画で拝見していたんですが、マジでアレをヤっていました。想像していたクオリティの遥か上――君の想像しているクオリティが大気圏を越えているのであれば、実際のクオリティは海王星までぶっ飛んでいる――を全身で感じるんです。イヤホンで聴いているときの感度3000倍です。鼓膜がオーガズムです

 CLEAN BANDITは弦楽器もウリのひとつだと思っていた*7んですが、その弦楽器も本当に弾いていた。口パクで歌っている人たちは反省してほしい。メンバーのひとりであるグレース・チャトーチェロを担当しているんですが、スタイルが良いし顔も良い、誰に見せても恥ずかしくないヘソをしていて、あのビッグな会場でパパとママへ感謝を告げて最後の曲に入る姿が目に焼き付いてしまった。僕は会場でひとり「女……」とつぶやくほかありませんでした。あの感じは女が好きになりそうだし、噂によれば女が好きな女らしいし、余計に好きな女だと思った。

 セトリをほとんど覚えていないんですが、最後の一曲が「Rather Be」で、会場でただひとり両手を高らかにあげて「ヤ゛ッ゛タ゛~~~~~~」とか「ヨッシャ~~~~~」とか言って厄介なオタクになっていたと思います。マイク向けられたからクソデカい声で歌ってしまった。聴きたい曲全部聴けた、というか持ってる曲のほとんどをかっちょいいつなぎで披露してくれたので最高でした。

 

 

 

中田ヤスタカ

 Perfumeとかきゃりーぱみゅぱみゅを売った張本人。超本人だった。この人が一番クラブ慣れしている感じがしました。DJ台に立って煽るの野蛮で好き。僕はいちど荷物を取りにロッカー*8に行っていたので前半を見ることができなかったけど、ステージ近くまで戻ってきた頃には他のステージからどんどん人が流れてきて、人だかりが出来ている頃には何の予告もなしにきゃりーぱみゅぱみゅご本人がステージで生歌を披露していました

 あまりの可愛さに訳が分からなかった僕たち動物園のヒト科は、パステルカラーの蛍光色ライトで眼球を刺激されると同時に、「ンギャ~~~~ッ!」とか「カワイイ~~~ッ!!!」とかいう黄色い声をどこからともなく発していました。圧倒的低音と上質な可愛さが相まって、謎の熱狂空間ができあがってくれたおかげで安心して騒げました*9。今まで食わず嫌いであんまりしっかりヤスタカの音を意識して聴いていなかったんですが、箱で聴くと納得感があったし、このステージは客層が若かったのもあって1位2位を争うぐらいにはドンチャン騒ぎになっていたと思います。何よりきゃりーに「跳べ~!」って煽られる人生を送ることができて本当によかった。これで成仏できます。

 Perfumeの曲も相当数流れていたような気がします。パフュクラの人たちは絶頂していたことだろうと思います。VJも御本人たちの映像がケミカルな映像とミックスされて流れていたので、血管がブチブチのブチ上がりだったでしょう。

 

 

 

 

疲れたので前編おわり。後半へ続く。

後半:Thundercat、flying lotus電気グルーブ

 

 

*1:とは言うものの、このルールを私も知らなかったレベルで周知がなされていません。場内のディスプレイでわずかに警告がされているだけで、ほとんどの人が動画撮影をする無法地帯と化していました。

*2:個人的には午前1時に食ったケバブが美味かったです。

*3:オールナイトイベントで夜食をしないと、朝方にかけてエネルギー切れで必ず死ぬので、昼飯から夕飯をとるまでの時間と同じぐらいのタイミングを見計らって夜食を食べることをオススメします。私は1時から~2時の間に食べると胃腸の調子を悪くすることなく過ごせます

*4:後半でお話します

*5:IQ130

*6:実を言うと、僕のチケットは一般のチケットで、2万円だすとプラチナチケットを手に入れることができました。これは入場の優先権と物販の優先購入券、会場内の休憩スペースやプラチナチケット所持者専用のトイレなど、時間的優位と人権を手に入れることができるチケットで、これがないと入場直後の物販は「2時間後の開演に間に合わない」という事態に巻き込まれます。運営の物販列整理の仕方にも不満がありますが、8000円増しで出してくれる上客を優先するということなんでしょう。。。

*7:実際に日本語の公式ホームページ上にはクラシックとベース・ミュージックの融合と謳っている

*8:ロッカーは基本300円。日をまたぐので最低600円。日をまたぐ瞬間に開けて入れ直せばお得に済むんじゃないかと思ったんですが、結果的に900円かかった。バカだった。クロークは出し入れ自由で1000円。ロッカーは会場直後あっという間に埋まる。なんだかんだ物販並んだり荷物の出し入れしたりする瞬間があるかもしれないので、お金は惜しまずクロークを利用した方がいいんじゃないかと思いました。

*9:実際のところ、アンダーグラウンドなクラブやいわゆるアニクラのようなお猿さんはいませんでした。地下ドルの現場とかに比べたらよっぽど静かです。どこで見ても大丈夫ですし、前に行きたければ行けるようなスペース感があったので、そこは安心してもいいと思います。