When you wish upon 無駄

無駄に願いを

76年前の今日

 

 もうしんどいな、そう思うたびに聴いていた曲があった。

 

 セルゲイ・ラフマニノフが作曲したピアノ協奏曲第2番だ。

 

 ラフマニノフ自身が経験した挫折とそこから転じての栄光が音として刻まれている、ロシアの行き過ぎとも言えるロマンティシズムを代表する1曲だ。そのドラマチックな雰囲気からか、フィギュアスケートの楽曲としても使われることがある。

 これさえ聴いておけば、どんなに辛いことがあっても元気になれた。また明日を強く生きようと心に誓えた。僕の人生におけるバイブルだった。

 

 

 

 クラシックに限らず、音楽を聴く度にいつも思うのは「いま」「ここ」ではない世界がどこかにあるということだ。ときたま忙殺されているがゆえに見えていない世界を、音楽は照らしてくれる。

 仮に「いま」「ここ」で行き場を失ったとしても、またチャレンジして生きていける――僕にとってそう思わせてくれる存在が、ラフマニノフの音楽だった。

 

 

 

 

 今日、3月28日はセルゲイ・ラフマニノフの命日。波乱のロシアに生まれ、様々な批判にさらされながらも自身の音楽を失わず、希望の地・アメリカであの世へと発った。ほんとうのことを言うと、僕はあなたが生きている時間軸に生まれたかった。そうであったらどんなに幸せだっただろうか。

 あなた自身が掴んだ希望という一筋の光のために書いた楽曲が、120年先に生きる異国の少年を救ってくれた。どうかその誇りを、今はなき胸と、その背中に生えた翼に。

 

ミアレジのカバーアルバムが待てない

 何気なくMia REGINAのTHE CATCHを聞いていたら初出し情報があると言うので、慌ててスマートフォンの音量を上げて、カナル式のイヤホンで耳をかっぽじった。カバーアルバムの発表だった。

 

 最近何かのレコーディングをしている様子をTwitterやらなんやらで把握はしていたものの、まさかカバーアルバム発売だとは考えもしなかった。某店舗のテーマソング収録だとばかり思っていたので、このヒュージな祝い事に私の心は湧いた。

 

 しかし、曲目についての記憶が怪しい。生放送ゆえ、巻き戻しができない以上は記憶を辿るほかない。VICTORY……STARDOM……シュガーソングとビターステップ……私の聞き間違えでなかっただろうか?そんな豪華なアルバムがこの世に爆誕してしまうのか?もしこれが本当なら、メディ○ファクトリーが○ケモンからルギアを消しかねない。

 

 JAM projectを歌いこむ若歌様が容易に想像できる*1し、eQリーグ Day2での出来事を噛み締めながら「流れる涙が心を強くする」を歌う楓裏さんが聴けると確信しているし、ワンチャンどころかハンドレッドチャンあるUSGカバーのステージでベース担当のリス子さんがパークラのごとく縦横無尽に暴れ倒す様子が観れるかと思うと、胸が踊る。

 

 この3曲だけでも、通常の寿命では耐えきれないと思うのに、このほかも合わせて全部で10曲も収録されていると宣っていた。とすると、ただでさえ高鳴っている心臓が少なくともあと7つは必要だということになる。どうかしている。ランティスはオタクの殺戮に無慈悲だ。

 

 そういえば、それぞれがソロで歌うような話もしていた。まさかこんなところで僕の夢が叶うだなんて。石田燿子さんの楽曲カバーを上花楓裏さんが歌います。これは紛れもない事実であり、予定調和です。ありがとうございます。人生に万雷の拍手を。

 

 などと打ち込んでいる間に、すでにランティスの公式ページに情報が掲載されていた。ラジオではよく聴き取れなかったが、アルバムのタイトルは「RE!RE!RE!!!」。元気溢れる3人組のジャケ写とともに、何度でもリピートしたくなるアルバムになることうけあいだ。

www.lantis.jp

 

 

 

 

 

*1:ジャムプロを歌う楓裏さんは想像し難いので尚更見たい

アイカツ!から考えるクラシック音楽入門

 

 

 はじめに

 いよいよ2月10日(日)に迫ってきましたMusic 4gamer「オケカツ!」。 生演奏機会を渇望していたアイカツの音楽好きたちにとって、待望のイベントではないでしょうか*1

 

www.4gamer.net

 

 「オーケストラ」と聞くと、なかなか敷居の高い世界だと感じる方もいらっしゃるようで、若い世代にその魅力が伝わっているとは言い難いと思います。また、学生時代にオーケストラ部の演奏を聴く機会があったけれども、その悲惨な音程に耳をそむけて以来、クラシックを聴かなくなってしまったという方も散見されます。私もかつて学生オーケストラに身を置いていましたから、これらのことは十二分に理解できます。

 しかしながら、それだけでクラシック音楽の世界への門を閉じてしまうのはまだ早いのではないでしょうか。この言葉を軽率に使うのもいかがなものかとは思いますが、実はクラシック音楽の歴史にはSHINING LINE*が宿っています

 「オケカツ!」を機会に、若い世代の人たちに少しでもクラシック音楽に興味を持ってくれたら嬉しい! そう思って、今回はアイカツ!(旧カツ)のキャラクターたちになぞらえて、クラシック音楽の作曲家たちとそのSHINING LINE*について紹介をしようと思います。私も浅く広い知識で書いたものですから、いくらか間違いがあるかもしれませんので、その場合はぜひご指摘いただければと思います。

  アイカツ!のネタバレも含んでいますので、未視聴の方は念のためシリーズ全178話すべてご覧になってからお読みいただきたいと思います。

 

 

 

 

 

クラシック界のマスカレード ~J.S.バッハヘンデル

 そもそもクラシック音楽の始まりを紐解こうとすると、今から400年以上前の話からスタートしなければなりません。そんなに文量を多くするつもりもないので、今回は超有名なヨハン・セバスチャン・バッハJ.S.バッハさんとゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルさんの話からスタートします。私たちが小学校の音楽などで習うバッハさんは大抵がこのJ.S.バッハさんです。ふたりとも、その卓越した演奏技術と理に適った作曲技術から、近代西洋音楽の礎を築いたと称されています。どのくらいすごいかアイカツ的に説明すると、この人たちがアイカツシステムを作りました。この人たちがいなければ後のアイドルはいません。現実的かつ究極的に言えば名曲『カレンダーガール』が生まれるキッカケを作りました

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J.S.Bach(1685-1750)

  17世紀から18世紀頃バッハさんの一族は高名な音楽家だったそうです。そんな一族に生まれたJ.S.バッハも教会の音楽指導者や鍵盤演奏家として活躍していました。

 バッハは地域に根付いて教会音楽家として従事していました。一方のヘンデルさんもバッハと同年代に生まれた音楽家でしたが、ヘンデルはヨーロッパを渡り歩き大衆オペラの作曲家としてその名を轟かせていました。

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G.F.Handel

  アイカツ!の世界観になぞらえると、地元で精力的に活動していたJ.S.バッハは星宮りんごで、大衆音楽を広く知らしめたヘンデルは光石織姫と、無理やり位置づけることができると思います。バッハとヘンデルは生涯音楽家で引退こそしなかったのですが、両者ともに「美しい西洋音楽」のイメージを作り出しました。この2人に憧れて、多くの人々が作曲家になることを目指します。そう、マスカレードを見てアイドルを目指した神崎美月や、神崎美月のステージを見ておしゃもじをマイクに変えた星宮いちごのように。

 

 ヘンデルはこの『水上の組曲が有名かと思います。年始の某格付け番組でよく聴くような。ヘンデルの楽曲群については、残念ながら現在演奏機会が乏しいです。

 

 J.S.バッハさんで有名な曲といえば、これ。新世紀エヴァンゲリオンの劇中でも使用されたチェロの曲、無伴奏チェロ組曲 第1番』*2

J.S.Bach作曲: 無伴奏チェロ組曲第1番

 

 

 

 

 

古典的西洋音楽のアイドル ハイドン

  クラシック界の神埼美月、それがフランツ・ヨーゼフ・ハイドンさんです。ハイドン交響曲の父と呼ばれていて、だいたい108曲ぐらいある*3と言われています。煩悩の数と同じですね。あとで紹介するベートーヴェンでも9曲しか書いていないので、とんでもない創造力だということがわかります。

 しかもその交響曲のひとつひとつは、主題と称された「ある決まった形で現れる音の列」をひとつのモチーフにして、いろんな形で展開しています。このことは後のクラシックに大きな影響を与えていて、だからそこハイドンベートーヴェンの時代へと至るまでに古典的な音楽の形式を確立した重要人物として挙げられているのです。

 ハイドン交響曲だけでなく、弦楽四重奏も有名です。彼が書いた弦楽四重奏のひとつは、現在のドイツ国歌に引用されています。その理にかなった美しさで、当時ハイドン国一番の作曲家と言っても過言ではないほど絶大な人気を誇っていました

 とは言うものの、ハイドンの曲はクラシックを漁ろうと思わない限り、触れる機会は多くありません。今ではすっかり、後の作曲家たちの人気の影に隠れてしまっています。それでも、次のピアノ曲ぐらいは知っているんじゃないでしょうか。

www.youtube.com

 

 ところでハイドンは、同時代の鬼才たちと交流を深めていました。そのうちのひとり、モーツァルトとは互いに作った曲を献上して才能を称え合うほどの仲だったそうで。ひょっとすると、同じステージに立っていたかもわかりません。ちなみにモーツァルトは英語でフルネームを表記するとWolfgang Amadeus Mozartなので、実質WMです

 

 さて、このハイドンから音楽の手ほどきを受けた人がいます。聡明な読者の皆さんならお気づきでしょう。そう、かの有名な「運命」を作り出した作曲家です。 

 

 

 

 

 

ロマンの扉を叩いたクラシック界の星宮いちご ベードーヴェン

 誰でも知っているベートーヴェン。年末の第九交響曲はもはやジャパニーズ風物詩となってしまいました。世界では第九交響曲を年末に演奏する風潮はないとか。

 意外と知られていないのですが、彼の母親は宮廷料理人の娘で、料理も上手だったらしいのです。もちろん、お父さんがバッハというわけでもなく、はたまた弁当屋さんを営んでいたわけでもありません。さらに残念なことに、ベートーヴェンは父親から鬼の音楽教育を施されていたため、おしゃもじを持ち替えるどころか、生まれたときから楽器を手に取り、その神童ぶりを発揮させられていました。何が「クラシック界をつなぐ きらめくライン」じゃ、と思われるかもしれません。

 

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L.v.Beethoven(1770-1827)

 

 ベートーヴェンの評判が広まる最中、ハイドンベートーヴェンの才能を察知し、彼を門下に置いていた時期がありました。ハイドンも神崎美月同様に「ここまで登っておいで」と熱い指導を……注げていたわけでもありませんでした。実のところ、ベートーヴェンが門下になっていた時期があっただけで、ベートーヴェン自身はそれほど熱い指導を受けていたわけではないようです。ハイドンが売れっ子で世界中を飛び回っていたため、ベートーヴェンはやや放置プレイ気味だったというのがもっぱらの噂です。

 ここまでくると、もはや「もらうバトン」もないのでは。いえいえ、そんなことはありません。ベートーヴェンハイドンから何も得なかった、というのは早計です。というのも、ハイドンが書いた108の交響曲のエッセンスを、ベートーヴェンはふんだんに利用しているのです。シンプルに言うと理論的に描かれたクラシック音楽を、その型を保ちつつ、より叙情的にしたというところが彼の偉大な点だと僕は思います。例えば『交響曲第5番』の第1楽章。「運命」と副題の付けられた*4この交響曲は、冒頭の4音の形が繰り返し使われているにもかかわらず、非常にドラマティックな展開になっています。皆さんは、「運命」が、有名な冒頭の「4回」の音の組み合わせによって組み立てられていることに気づいていましたか? クラシック音楽は「その歴史を知って聴くとわかることがたくさんある」というところに魅力があります

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 ベートーヴェンは、死に際にハイドンの生家の絵を見て「こんな小さな家からあのような偉大な人が生まれたのか」という台詞を残した、という逸話があるぐらいです。彼はハイドンの音楽を聴いて「この人を超えなければならない」と直感していたに違いありません。そんな音のロマンが詰め込まれたベートーヴェン交響曲は、ハイドンの時代だけでなく、世代を超えて演奏され続けています。

  実は、このベートーヴェンの音楽のバトンを受け取り、産みの苦しみを味わった作曲家がいます。

 

 

 

 

 

遅咲きの後継者 ブラームス

 ブラームスが生まれたのは、ベートーヴェンの死から6年後。直接的な関わりがなかったものの、ブラームスの才能を決定づけたのは、彼の書いた最初の交響曲ベートーヴェンの第10交響曲だ」と揶揄されたところにあります。

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Johannes Brahms(1833-1897)

 ブラームスは、演奏家として早くから才能を見出されていましたが、作曲家としては非常に苦労しました。というのもこの人、いわばクラシック音楽のオタクでした。ゆえに、これまで挙げてきた作曲家とその古典的な音楽を崇拝しており、自分の作品が残すに値しないと判断するや否や、五線紙を破くようなことを繰り返していました*5。 

 その経緯について全て話すとなると、178話分などでは到底済まなくなってしまうので控えますが、ブラームスは最初の交響曲を完成させて世に送り出すまで、なんと約20年もかけています*6。参考までに、ベートーヴェンは「運命」を4年ちょっとで完成・初演を成功させています。いや、ベートーヴェンがバケモノってだけかもわかりませんが。兎にも角にも、ブラームスはめちゃくちゃ苦労しました。

 ブラームス交響曲第1番はこちら。「運命」の時代よりも、少し複雑な音の構成になっています。この曲の第四楽章、動画の38分頃から始まる部分を聴いてください。ドイツの山脈を彷彿とさせる、ホルンの長く大きなテーマが過ぎたあとの、弦楽器のシーンがとても重要です。というのも、この部分はベートーヴェンの第九で使われている音の形が頻繁に登場します。なんとなく聴いたことがあるんじゃないでしょうか。

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 実はブラームスとほぼ同世代の作曲家たちは、遅筆のブラームスを追い越して、どんどん交響曲を発表していました。シューマンブルックナードヴォルザークなどなど、有名な作曲家たちが我先にと交響曲の作曲活動に精を出していたわけです。それなのにどうして、後出しをしたブラームス交響曲ベートーヴェンの再来と謳われたのか。

 ブラームスがここまで時間をかけたのは、大空あかりが星宮いちごのオタクだったように、ブラームスもまたベートーヴェンのオタクだったからです*7。そして、自分がベートーヴェンのバトンを受け取る役割を担っている、と自覚してめちゃくちゃ努力したからなのです。「絶えずベートーヴェンのような巨人が、後ろからのっしのっしと歩いてくるのが聞こえる。その気持ちがどんなものか、君には見当も付かないだろう」なんていうブラームスの言葉も残っています。アイカツブートキャンプで涙を流したあかりちゃんを彷彿とさせますね。そのぐらいに、ベートーヴェンブラームスにとって神様のような存在でした。

 ブラームスはフィナーレにあたる第4楽章で、崇拝するベートーヴェンのモチーフを持ってきました。このあたりの推敲に5年を費やしたというのですから、驚きを隠しきれません。

 そんなブラームスの血と涙の結晶は、結果としてそれまでベートーヴェンを神格化していた聴衆たちの心にブチ刺さり、熱烈な歓迎を受けました。どのくらい熱烈な歓迎だったかって?アイカツ武道館ぐらいですかね*8……。

 

 

 

クラシックのSHINING LINE*はまだまだ続く

 さて、ここまでドイツ3大Bことバッハ、ベートーヴェンブラームスをなぞるような形でご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。ドイツ3大Bはアイカツであることを少しは感じられたかと思います。

 もちろん、ブラームスのその後にも、多くの作曲家がバトンを受け取り、次の世代へと渡しています。この先、僕の人生の推しである作曲家ラフマニノフが19世紀末頃に生まれてくるのですが、その話を始めてしまうと2万字は超えるので割愛させていただきます。ひとつだけ言えるのは、僕の人生の推しはもう死んでしまって会えないけれども、君たちの推しはまだ生きているはずだから、全力で応援してほしいということです。続きは気が向いたら書きます。

 こういうクラシックの歴史があるからこそ今の音楽があるわけでして、ヨーロッパから受け継がれてきた楽器とオーケストラという形式が、日本アニメ音楽の最先端であるアイカツの音楽をどう創り出すのか。2月10日(日)の演奏を楽しみにしようと思います。

 

 

 

 

*1:SS席チケットには楽譜も付いてくるらしい。

*2:この無伴奏チェロ組曲は全部で第6番まで存在しています。

*3:ぐらい、というのは、どうも名前を使っただけの偽作があるらしいからです。クラシック音楽の研究者は、本当にその作曲家が作った曲なのかを確かめる役目もあるのです。

*4:ベートーヴェンが付けたのではない、という説が今では主流です

*5:知り合いの作曲家の奥さんと恋に落ちてメンヘラになっていたりもしました。詳しくは自分で調べてね

*6:年数については諸説あり

*7:ブラームスは自室にベートーヴェンのフィギュアを置いていました。

*8:涙が止まりません

上花楓裏さんがいてこそのMia REGINA なんです

 

Mia REGINAを愛する皆様へ

 いつもお世話になっております。Mia REGINA 非公式スポンサーのちえ美です。

 日頃はMia REGINA楽曲をご拡散いただき、誠にありがとうございます。

 今回は表題の件についてご連絡差し上げたく、ブログにいたしました。

 

この記事の趣旨

 今日ここで、どうしても皆様にお伝えしなければならないことがあります。

 それはMia REGINAには上花楓裏さんが必要不可欠である」ということです。

 何故上花楓裏さん(以下ふうりさん)がMia REGINA(以下ミアレジ)にとって、唯一無二の存在であるのか。これからその理由について、お話をしたいと思います。

 

 

 

 

 

ミアレジとふうりさんのイメージ

 まず皆さんは、ミアレジの特徴をどのように捉えていらっしゃるでしょうか。

 アニソンをテーマに掲げた熱さと美しさがほとばしる楽曲群、グラマラスでスタイリッシュな衣装、ステージ上では口からWAVファイル、わかさんの8頭身ダンスとオタクトーク、リス子さんのファンキー&ビューティーな声質と爆レス、そしてふうりさんの日本全土を包みこむ可愛さ

 ……こうした要素については、みなさんもご認識をお持ちかと思います。しかし私が今回物申したいのは、ふうりさんが「ミアレジのマスコット的存在である」と単に評されていることがある点についてなのです。

 もちろん、これは決して悪いことではありません。確かにふうりさんは、MCで必要以上の発言をせず*1、いつもにこやかに告知を済ませ*2、ステージ以外は省エネでKawaiiを実現する*3いわずもがなスーパーガーリーマスコットキャラクターです。

 が、これだけでは「欠かせない」とは言い難い。そうお思いにならないでしょうか。

 そこで私は今日この場をお借りして、ミアレジにおいてふうりさんが担っている注目すべき特異な役割について、「ふうり」の頭文字を取って3つのFでご説明差し上げようと思います。

 

 

 

3つのF

Fittable :ふうりさんの奇跡的声質

 私が考えますミアレジの特筆すべき点のひとつは、3人のユニゾンが絶妙にマッチしている点です。各ソロは三者三様の個性が聴こえる一方で、3人の歌声が合わさったとき、他に類を見ない一体感・高揚感が生まれます。

 響きの豊かさを作り出すためには、さまざまなことを考える必要があります。似通っているだけではひとつの音にしか聴こえず、あまりに違いすぎる性質の音が混ざり合っても心地よい響きにはなりません。

 人の手で緻密に作られた楽器ですら、ひとつひとつの個性があり、重ね合わせた響きも様々なものになります。ましてや神の手で造られた人間の声をコントロールし、しっかりとしたハーモニーを生み出すことは中々に難しいことで、生まれ持った才も必要になってきます。

 ではここで、日本三大ミアレジ楽曲のひとつ『THAT'S A FACT! 〜千里の道も一歩から〜』からユニゾン部分「誰もが知っているハッピーな物語」を聴いていただこうと思います。

 絶妙なミキシング、なんと交響的な歌声でありましょうか。今みなさんの心にはSymphonyとしてのMia REGINA が誕生していることと思います。そしてこの素晴らしい融合は、ふうりさんなくしては実現できないだろうこともご理解いただけたはずです。ふうりさんはこのユニットのために生まれてきたと言っても過言ではありません。

 さてこの楽団は、各々の奇跡的な音質のミックスによって、音のカクテルを提供してくれています。ところで、このオトナな音楽はセクシーさがベースとなっていることが多いような気がしませんか。

 

 

 

 

Functional:ふうりさんが持つ機能美

 セクシーさという点でよく挙げられるのが、ミアレジのメンバーであります霧島若歌さんとささかまリス子さんです。そのパワフルな声と絶妙なニュアンスを激しいダンスとともに駆使する御二方は、ステージを披露することに関して他の追随を許さないアーティストであります。

 皆さんもすでに御察しの通りかとは思いますが、ふうりさんもまた負けず劣らずのセクシーさを歌へと練りこんでいます。ふうりさんが創るセクシーさの原点、それは「フレーズの語尾」にあります。

 これまで歌われてきた『prism spiral』・『ショコラショー・タイム』など、数々の委嘱楽曲を改めて聴いてみると、どうでしょう。節の終わり際、特に強調をしたい場面で感じますが、ほんのわずかな時間のうちに、ふうりさんはやや上へと音程をずらすのです。これこそが、ふうりさんの最大の武器であり人間国宝級のテクニック、「ふうりさんのセクシエストしゃくり」略して「ふうりのセくり」です。この「ふうりのセくり」は、常人では考えられないレベルの正確さで、かつ是が非でも欲しいタイミングへと、ほぼ確実に入り込んできます。

 ミアレジの楽曲では、某歌唱担当時代のものを遥かに上回る安定感・声量とともに、磨きのかかった「セくり」を披露してくれています。ここで日本三大ミアレジ楽曲のひとつ『YES or YES』からふうりさん担当のAメロ〆部分「思ったより鮮明で」をお聴きいただきたいと思います。

 

 なんと甘美な「ふうりのセくり」でありましょうか。私の心臓はいま、血肉を脇躍らせる人生のポンプとなり、心身は明日への希望に満ち溢れ、どんな困難にもYESを唱えることができます。

 このようにふうりさんは、「セくり」によってミアレジ楽曲のセクシーさを更に印象付けているのです。

 

 

 

 

Fuurilluminaty: ふうりルミナティ

 ところで、どうしてふうりさんはミアレジのCDジャケットやポスター、さまざまな販促物のセンターを飾っているのでしょうか。もちろん、ふうりさんが魅力的な人物であることに違いはありません。しかしみなさんは、ここに奇妙な事実が含まれていることに、まだお気づきでないと思われます。

 さてここで、ミアレジ各メンバーの公称身長について見てみましょう。

上花楓裏 151cm / 霧島若歌 167cm / ささかまリス子 160cm

 これらの数字を、『蝶結びアミュレット』や『純正エロティック』のジャケ写通りに並び替えてみますと、次の通りになります。

167 / 151 / 160

ふうりさんを中心に、数字をそれぞれ引き算すると、次の数字が現れます

167-151=16 / 160-151=9

それぞれを比で表すと16:9となります。

 実はこの比率は、貴金属比*4のひとつ、プラチナ比に限りなく近い数値となっているのです。アスペクト比としても用いられています。

 プラチナ比は、正確には1:√3。短辺が1、長辺が√3の長方形を、長辺を接して二つ並べると、その四角形の中に正三角形が作れます。非常に美しい比率なのです。ミアレジにおいては、選ばれたのがこの御三方だったからこそ生まれた、ヴィジュアル的に絶妙な比率だと言えます。

 なんとミアレジの皆さんは、すでにこのプラチナ比を使いこなしているのです。それを確認できるシーンがあります。それがこの『蝶結びアミュレット』MVのワンシーンです。映像は上記埋め込み動画からご確認ください。

 

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サビの〆「心届くまで」のワンシーン

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お分かりいただけただろうか?

 

 もちろん、ジャケ写においては人の手が加えられていることが多々ありますが、身長差が生み出すバランス感については人を選ぶ必要があります。つまるところ、ふうりさんはミアレジにプラチナ比をーー絶妙に美しい造形と世界を革命する力をもたらしているのです。

 

 

 

 

 

ミアレジの告知

 以上、3つのFについてご確認いただきました。ミアレジにおけるふうりさんの魅力が、ますます高まったかと思います。そんなミアレジが主催するイベント、アニディアVol.6は2月2日(土)に開催予定です。

 

 また、今月12月25日(火)は「聖なる☆ディアステージ」にてミアレジが出演予定です。

 

 

 

以上、何卒よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

*1:私はふうりさんのフリートークが、柔らかくも歯ごたえがある湯葉のように、絶妙なゆるさを感じるので大好きです

*2:まれに告知をオタクに任せるところも好きが溢れます

*3:経産省推奨アイドル

*4:人が美しいと感じる造形物が備えている比率の総称

iPodからiTunesを経由することなくUSBメモリのごとくファイルを出し入れしてみようという話

 この記事は某オタクたちの会議によって生み出された、このブログ史上初となる世のため人のためになる(怪)文書です。iTunesを介さずiPodから音楽ファイルを取り出す方法を皆さんにお伝えできればと思います。というかそれしか伝えません。ソレ以外の情報が欲しかったら他の記事を読んでください。

5/19追記: 特定のケースに対応しすぎだとのお声を頂いたので、文面など修正しました。

 

 

 

 

 

目次

 起:空のiTunesに曲が入ったiPodを同期しちゃダメ♡

 承:iPodから音楽データを取り出せねぇのかよ!

 転:わけわかんないままフリーソフトを使おう♪

 結:伝書鳩スマホ、そして警鐘。

 

 

起:空のiTunesに曲が入ったiPodを同期しちゃダメ♡

 先に申し上げておきますと、僕はただ単に幼稚園のときからパソコンを触っていた*1実践的なオタクであるだけで、専門的な知識を持っているわけではありません。ただお手伝いできそうな点がいくつかあったので、せっかくブログがあるのだから形として残してみようというのがこの記事の趣旨であります。間違いなどありましたら、どしどし訂正のコメント頂けるとありがたいです。

 

 さて早速本題に入りましょう。ひょんなことからパソコンがイカれちまって、今あるiPod touchとつながりのあった(同期先であった)iTunesを失ってしまった!というケースがあったとしましょう。この場合、焦って新規のパソコンにiTunesをインストールして何も考えずに同期をしてはいけません。

 iTunesiPodの同期をするということはiTunesにあるデータをiPodに転送するということではありません。iTunesの状態をiPodに強制的に反映させる、というのがiOS端末の同期らしいのです。つまり、iTunesに何も曲が入っていない状態で、曲がたくさんつまったiPodを同期すると、iTunesの空の状態をiPodに反映させることになるので、iPodは空になります。元々iPodのなかに入っていた曲のデータは全部消えます。正直に申し上げますと、この同期の挙動はホンマに頭がおかしい。遅いし。*2

 

 

承:iPodから音楽データを取り出せねぇのかよ!

 では上記のような元々使っていたPCが壊れたなど不慮の事故が起きた場合に、どのようにiPodから曲を取り出すのか。ここでフリーソフトの出番です。なんでストレージ扱いにしないんだとかいう難しい話は注釈で弁明します*3 。今回はiMazingというソフトを使おうと思います。有象無象あるフリーソフトの中でどうしてこれを選んだかというと、いろいろ使ってみた中でこれが一番わかりやすい画面表示だったからです。下のリンクからソフトをダウンロードしてください。

 

iMazing | Mac&PC用iPhone、iPad & iPod管理ソフトウェア。転送、コピー、音楽のバックアップ、メッセージ、ファイルなど

 

 

 

転:フリーソフトを使おう♪

 僕は普段GoogleChromeを使っていますが、おそらくはまだInternetExplore(以下IE)をお使いの方もいるかと思いますので、IEの画面で説明します。

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 リンクを開くとこのような画面がでてきます。緑色に光る「無料ダウンロード」のボタンをクリック。

 

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 すると2つ新しい表示が出てきます。上の青い登録ボタンは多くの情報弱者たちのメールボックスの容量を食らい付くしてきた悪魔*4ですが、エクソシストなど呼ぶと余計にややこしいので、無視して下の保存ボタンをクリック。

 

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 ダウンロードがしばらく進むと、「キャンセル」ボタンが変化して「フォルダを開くボタン」が出てくるので、それをクリック。

 

 

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 すると今ダウンロードしたファイルがあるはずなので、これをダブルクリック。ファイル名は「iMazing2forWindows.exe」です。

 

 

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 本当はやたらむやみに実行など押してはいけません。ダチョウ倶楽部ではない。兎にも角にも実行をクリック。

 

 

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 このあたりからテキトーに「次へ」を連打していってください。

 

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 「同意する(A)」にチェックを入れ「次へ」をクリック。

 

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 「次へ」をクルック

 

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 「次へ」をクルッポゥ、クルッ、クルッポ、ポッポ、クル、画面が変わっても何も考えずにひたすら「次へ」をクルッポゥです。

 

 

 

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 鳩になった気分で「次へ」を連打していると画面が変わります。しばらくするとストレッチパワーらしき緑のゲージ*5が溜まるので「完了」をクリック。

 

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 完了ボタンを押してしばらくするとこんな画面が出てくるので、このタイミングでお手持ちのiPodを接続。

 

 

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 接続が認識されるまで時間がかかりますが、認識されるとこのような画面になる。私はiPhoneを接続したので、左の枠にはiPhoneの文字が表示されています。曲を取り出すだけなのであればバックアップは不要なので、白い枠の左下に小さくある「後で」をクリック。

 

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 これは端末によって異なりますが、いつも音楽を聴く際に使っているアイコンがあると思うので、それをクリック。今回は真ん中の枠にある「ミュージック」をクリック。

 

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 すると今現在iPod内に入っている曲データが一覧で表示されるので、パソコンに転送したい曲データをクリックで選択して、選択された状態のまま右下の「フォルダにエクスポート」をクリック。

 

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 どこに転送したいか訊かれるので、「選択したフォルダへ」にチェックを入れ、右下の「次へ」をクリック。

 

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 どのフォルダに保存したいかを尋ねられるので、任意のフォルダを選択して「OK」をクリック。デスクトップを選択しておくと探すのに便利。

 

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 無視。「次へ」をクリック。

 

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 これも無視。「後で」をクリック。

 5/19追記:ちなみにこれは無料のトライアルバージョンなので、音楽データに関しては50個までしか転送できません。もしこのソフトを使ってそれ以上の数の音楽データを転送するのであれば、有料バージョンを購入するしかありません。ご了承ください。

 

 

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 しばらくするとファイルが転送されたことを知らせてくれる画面が出るので、先ほど設定したフォルダへデータを探しに行きます。デスクトップならデスクトップ画面にデータが生まれているはず。ちゃんと転送されているかどうか確かめるために、一度はデータを再生するのを強く推奨します。

 

 

 

 

 

結:伝書鳩スマホ、そして警鐘。

 どうでしたか。簡単でしたね。多分これが一番早いと思います。

 しかし最近の鳩というのはずいぶん人馴れしたものですね。僕が羽を広げて奇声を上げながら近寄っても彼らは微動だにしません。なんだコイツみたいな顔してきます。あちら様のほうがよっぽど理性的だと思うようにすらなりました。多分人間があげているエサのせいだと思います。アミノ酸が彼らに理性を与えているに違いありません。僕ですか?僕はふうりさんが推す牝馬リスグラシューのエサになりたいですね。G1優勝してもらえるようにがんばります。

 そもそも落ち着いて考えてみると、鳩は人にメッセージを伝えるために扱われてきたことがありました。帰巣本能を上手に使った伝書鳩システムです。こうした鳩に代わってとてつもない速度で相手にメッセージを送ってくれるのが、スマートフォンを筆頭としたモバイル端末です。鳩だって進化するんですから、このモバイル端末が進化しないはずがない。しかも、とんでもないスピードで。

 テクノロジーの進化は人々に情報格差をもたらしますが、一方でより多くのオタクが簡単に推しを探し出すことのできる世界になったとも言えます。運良くコミュニケーションを取れたりもしちゃうんです。その意味で我々オタクは、今もっともメディアリテラシーを試されている種族のひとつです。だから「本当はふうりさんのエサになりたい」だなんて、左右の手の指をすべてちょうちょ結びしてでもインターネットの海に放り投げてはいけないんです。わかりましたか。いいお勉強になりましたね。

 

 

 

 

 

 Fin.

 

 

 

 

 

 

*1:親父が「これからの時代はWindowsだ!」と高らかに家庭内宣言を行い英才的なキーボードタイピングレッスンによって育った僕は、こうして今立派なオタクになったのだ。

*2:昨今のクラウドサービスを利用していてとても便利だなと思うのは、同期の状況がどちらか一方に依存しないということですね。任意のデータだけを移動したり取り出したりできるってのは、案外すごいことだと僕は思います。ちなみに僕はこのiTunesの同期システムで何度もmp3データを失っています。

*3:iPodUSBメモリと同じようにストレージとして認識させて曲をドラッグ&ドロップで簡単に取り出せるようにできたらよかったのですが、iPod touchなど古いタイプの端末はこれがどうにも仕様としてできないような記載がありました。加えて、できたとしても隠しファイルの設定やリネームされていないむちゃくちゃな表記のデータから任意のオーディオデータをサルベージしないといけないらしいので、今回はフリーソフトを使うことを選択しました。

*4:僕は今日1000件以上ものトロイの木馬と戦いました

*5:そこに溜まってきただろう